伊藤健太郎、石橋静河、清原翔、石井杏奈が出演するドラマ『東京ラブストーリー』が、FODで配信中。第4話「雨傘と嘘」では、石井演じる関口さとみの他意のない“うざキャラ”が炸裂。その言動と行動がインターネット上で話題になっている。
本作は柴門ふみの同名漫画を原作に、4人の若者の恋や葛藤、すれ違いを描くラブストーリー。伊藤がカンチこと永尾完治を、石橋が赤名リカを演じるほか、完治の同級生でさとみと恋人同士になった三上健一を清原が演じている。
試験勉強中とはいえ電話にも出ず、既読スルーばかりの三上に不安を募らせるさとみ。さらに、ふとした瞬間に三上のスマホを覗いてしまい、「昨日はごちそうさまでした。お寿司、美味しかったです」という長崎尚子(高田里穂)からのLINEを見てしまう。SNSで尚子の顔を確認し、激しく動揺したさとみは、完治に連絡。完治はリカとの食事の約束をキャンセルすると、さとみの待つ喫茶店に駆けつける。
喫茶店を出ると雨が降っており、完治はさとみに自分の折りたたみ傘を貸すが、この傘が第4話のタイトルにもなっている通り、後々大きな意味を持つことになる。
完治に相談しても不安が拭えないさとみは、考えを整理できないまま同僚との飲み会に出席して泥酔。車で迎えに来た三上が注意すると、さとみは激昂。続けて、尚子からのメッセージを見てしまったこと告白したさとみに対して三上は、尚子は医大のクラスメイトで、ノートを借りたお礼に食事を奢っただけだと説明する。さとみは、三上の「自分がそこらの女と一緒だと思ってんの? 自分から会いに行く女はお前しかいないんだよ」という言葉を受け入れ、もう一度、三上を信じることにする。
しかし、その後さとみが折りたたみ傘をリカと三上がいる前で完治に返したことで、三上は完治とさとみが2人きりで会っていたことに気づいてしまう……。
同級生とはいえ、自分のことが好きだった完治に恋人である三上とのことを相談したり、三上とリカの前で傘を完治に返したりと、さとみの他意のない行動が引き金となって、それぞれの関係が悪化。また、不可抗力とはいえ、三上のスマホを見てしまい、SNSで尚子を特定したことなども含めて、ネット上ではさとみに対してネガティブな意見が飛び出した。
1991年放送の『東京ラブストーリー』では有森也実がさとみを演じた。完治と三上を散々振り回す役どころに視聴者から脅迫状が届いたことは有名な話。今作で石井が演じるさとみは、有森版の“天然っぽさ”に加え、“陰湿さ”がプラス。思ったことをすぐ口に出すリカとは反対に、終始落ち着いた話しぶりで大人しさをみせるさとみだが、尚子からのLINEを確認した後、嫉妬のあまりすぐSNSをチェックする“暴走”ぶりは見どころの1つだ。
ネット上では「関口さとみのダメ男を好きになる感じが自分とダブった。恋は盲目なんだなぁ」など、さとみに共感する意見もちらほら。また、「石井杏奈さんの演技は惹かれるものがある」「石井杏奈が関口さとみをうまく演じてるな~」「関口さとみに石井杏奈をキャスティングしたの慧眼だわ……ウェットさがよい」など、石井に対する称賛の声も目立っていた。