伊集院光、“ピノッキオ”から光も闇も含めて人間を肯定する人間観を読み解く

伊集院光安部みちこアナウンサーが司会を務め、古今東西の「名著」を読み解く番組『100分de名著』(Eテレ、毎週月曜22:25~)。4月はカルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」を取り上げており、4月27日は第4回「“帰郷”という冒険」と題して放送される。

一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。同番組では、難解な1冊の名著を25分×4回、つまり100分で読み解いていく。プレゼン上手なゲストによるわかりやすい解説に加え、アニメーション、紙芝居、コントなどなど、あの手この手の演出を駆使して、奥深い“名著”の世界に迫り、偉大な先人の教えから困難な時代を生き延びるためのヒントを探っていく。なお、朗読は伊藤沙莉が担当する。

ピノッキオは性懲りもなく、悪友・ランプの芯に誘われて1年中が休みだという「おもちゃの国」へ旅立つ。だが、彼らはその罰を受けるかのようにロバの姿に変わり果てる。

サーカスに売り飛ばされるも、危ういところで海に逃げ出すピノッキオだが、彼を待っていたのは産業文明を象徴するかのような巨大ザメ。あえなく飲み込まれてしまうが、胃袋の中で愛するジェッペットさんと再会する。ピノッキオは脱出に成功後、みずからを犠牲にしてジェッペットさんや仙女を助けようと奮闘。その結果、ピノッキオは?

一見、教訓話にみえる結末だが、いたずらや悪行の限りを尽くしたピノッキオの人生を温かく肯定的に見つめる視点も示される。いたずら好きでだらしないところも含めて、子供をまるごと肯定しているのだ。光も闇も含めて人間を肯定する作者の深い人間観に迫っていく。

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