賀来賢人の熱演を原作者が絶賛も「浩史役はハリウッドザコシショウが一番いいと思っていた」と本音?『死にたい夜にかぎって』

賀来賢人が主演するドラマイズム『死にたい夜にかぎって』(MBS、2月23日スタート、毎週日曜24:50~/TBS、2月25日スタート、毎週火曜25:28~)の第1話先行試写会が19日、都内で行われ、賀来のほか、原作者の爪切男、脚本の加藤拓也、監督の村尾嘉昭、エンディングテーマを歌うアイナ・ジ・エンドBiSH)が登壇した。

本作は、爪の実体験をもとに、どうしようもない男のろくでもない半生を映す物語。幼くして母に捨てられ、女性に振り回され続ける主人公・小野浩史(賀来)が、人生最愛の女性・アスカ(山本舞香)と過ごした6年間を描く。

イベント当日の朝、第1話を鑑賞したという賀来は「自分が出ている作品は冷静に見れないことが多いけど、今回は最初から最後まであっという間に見終わってしまって。現場でも手ごたえを感じてやっている」と、自信をのぞかせた。

村尾監督はキャスティングにも注力したそうで、賀来は「こんな熱烈なのは初めてですよ。あの手この手を使って、マネージャーが困る、困る(笑)」とニヤリ。賀来と10年来の付き合いがある村尾監督は、友人だからこそ「気を遣ってやってもらうのは嫌だった」といい、あえて事務所を通してオファー。賀来は「最初、実話だと思ってなかったんですよ。あとがきを見て実話だったと知って、だからこんなにスッと入ってくるんだと。ラブストーリーってご都合主義なところがあるけど、今回はまったくなかった。それで即答でしたね」と、出演の決め手を明かした。

浩史役を賀来が演じることについて、爪は「ずっとドッキリが続いている(感じ)。『賀来賢人でいきます』って(監督に)言われた時、いよいよ頭がヤバイ人だと思った」と話すと会場は大爆笑。「浩史役はハリウッドザコシショウが一番いいと思っていた」と本音をこぼすも、「見映えが違うことで本質が伝わらないのであれば、作品を書いた僕の力不足。賀来さんなら大丈夫だなと思った」と続けた。

撮影について賀来は、「ドラマって時間がないのであまりリハーサルができなくて。その日に段取りから始まって撮ることが多いけど、クランクインの何日か前に現場に行って、衣装を着て、ひたすらリハーサルっていう時間があった……。予算がないのに(笑)」と回顧。結果として、役柄や物語への認識が深まったといい、「真っ当な物づくりができた」と感慨深げだった。

イベントの途中から登壇したアイナは「書き下ろしが人生で初めて。原作がすごく好きだったので、苦しまずに爪さんの言葉を好きなように捉えて作らせていただきました」と挨拶。「夢が叶うみたいな感じ。素敵なドラマにひとつ華を添えられたら嬉しいです」と話し、賀来は「曲でドラマを盛り上げていただいて、感謝しかないです」と頭を下げた。

アイナは、第1話に居酒屋の客役で2秒間だけ出演。「全役者さんを尊敬します」と恐縮したが、村尾監督は「アーティストさんは表現がすごい」と称賛。するとアイナは「ひとりでよく鳥貴族で飲んでるんですよ」とふだんの生活を役作りに生かしたことを告白。大笑いする賀来の隣で、「(鳥貴族に)いたら、声かけてもらえたら嬉しいです」とほほえんだ。

また原作の好きなシーンについて、「アスカが寝起きに浩史の首を絞めるというのがあって。浩史は、首を絞められた回数分スタンプを押していく。そのスタンプが貯まったら自分にご褒美をするって、どんだけポジティブなんだって」とコメント。

賀来は「1日中、首を絞められる日っていうのがありました」と振り返り、「山本舞香ちゃんがすごい集中力なので、さすがにこれは弱く絞めさせるのは可哀想だなと思って。『全部本気で来てくれ』と言ったら、即答で『はい』って、全部全力で」と苦笑い。爪は「自分書いた本のせいで、いろいろな人が苦しんでいる」と話して笑わせた。

また役作りで意識していることを聞かれた賀来は「猫背」と回答。「今、姿勢の矯正をしているのですごく姿勢がいい毎日を送っているんですけど、『姿勢が良すぎるから、もっと浩史になるためには猫背だ』って」と、冴えない男を演じる今作ならではの苦労秘話を明かしていた。

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