加藤ローサ&武田梨奈&桜井ユキが語る“女の本音”とは?『地獄のガールフレンド』インタビュー

左から武田梨奈、加藤ローサ、桜井ユキ
左から武田梨奈、加藤ローサ、桜井ユキ

加藤ローサさんが主演を務めるFODオリジナル連続ドラマ『地獄のガールフレンド』が、10月24日(木)24時から配信されます。原作は、鳥飼茜の人気漫画。シェアハウスを舞台に、性格も境遇も異なる女性3人の同居生活を描きます。

加藤さんが演じるのは、バツイチシングルマザーのWEBライター・島田加南。そして、同居人の独身真面目OL・首藤悠里を武田梨奈さん、男性にモテモテの美人ジュエリーデザイナー・出口奈央を桜井ユキさんが演じます。

撮影の合間も話が尽きなかったという3人のトークは大盛り上がり。ドラマの撮影秘話や見どころについて、たっぷりと語っていただきました。

――加藤さんは8年ぶりの連ドラ復帰となります。かなりパワーのいることだと思いますが、何が後押しとなったのですか?

加藤:以前お世話になった(清水一幸)プロデューサーさんにお声がけいただいたことが大きいです。台本を読む前に、「なんでもやります」と即答しました(笑)。ただ、家庭との両立があるので、撮影期間の長さがネックだったんです。そしたら、10話を20日で撮りたいと(笑)。ビックリしましたが、ありがたいなと思って勇気を出しました。

桜井:加藤さんは、本読みの日に「暑いっ! 遅れてすみません!!」とタオルで顔を仰ぎながら登場されて(笑)。それがなんだか素敵で、“この方が座長なら大丈夫だ”と思いました。それまではお綺麗な方という印象で、それこそ汗もかかないようなイメージだったんですよ。

武田:それなのに、汗ダラダラで登場してくださって(笑)。先輩に迷惑をかけないようにと緊張していたので、その姿を見てすごくホッとしました。

加藤:本当に!? あの日のことは、今でも反省しています(笑)。

桜井:いやいや! おかげで、現場のムードが一気に和やかになりました。

――原作や台本を読まれた感想は?

武田:原作がおもしろかったからこそ、この空気感をどう表現するのかっていうプレッシャーはありました。でも実際に演じてみたら、想像していたものとはまた違っていて。現場で作っていった作品だなと思うし、リアルに近い女子トークになっていると思います。

加藤:本当にそうだったなぁ。お互いの悩みをおもしろがりながら聞くっていう、3人の関係性もいいですよね。

桜井:女性って1人でいると“悲劇のヒロイン”を演じがちじゃないですか。でも3人が集まることで、深刻に思っていたことがそうでなくなっていくのがすごく素敵。演じてみても、その描き方がナチュラルで魅力的だなと思いました。

――役柄に共感する部分は?

加藤:加南は母親だけど、仕事もしているし、何が自分のメインなのかがわからない。すべてが中途半端というか、どこにも全力で向かえていないもどかしさっていうのは、共感できましたね。

武田:悠里はいつも、心の中で「求めない、求めない」と思っているんですけど、私も中学の頃からずっとそう思っていて。

桜井:嘘だぁ~!(笑)。

加藤:求めるでしょ~!?(笑)。

武田:聞いてください!(笑)。好きな子と両思いになれて、「一緒に帰ろう」と誘われていたんです。でも、相手がモテる子だったし、付き合ってもすぐにフラれるだろうと思って、「空手の稽古があるから」とずっと断っていたんですよ。

桜井・加藤:カッコイイ……。

武田:芸能界のお仕事がしたいという気持ちもあったし、すべてをこなすのは無理だというのもあって。だから悠里の「求めない精神」は、すごくわかるんです。

桜井:すごいなぁ。私は、どうやったら叶えられるかしか考えていなかった(笑)。演じる奈央も自分の意見を通して生きている。片付けられないっていうところを除いて、自分と奈央の間にあまり差を感じることはなかったですね。

――心に響く名言も多数飛び出しますが、とくに刺さったせりふはありますか?

武田:元カレの夢を見て“気持ち悪い”と思った悠里に、奈央さんが言った「昔の自分を全否定しているっていうよりは、今の自分を全肯定している」という言葉。過去を嫌だと思うのは、今が良い状態なんだって救われた気がしたんです。

加藤:私は「チャンスに乗るか乗らないかはあなたが決めてくださいね。でも、そのチャンスには有効期限があります」っていうせりふかな。役柄の感情とリンクする部分もあったし、印象的でした。

桜井:私はせりふに限らずで言うと、3人が“女性向けの風俗を作ろう”って、真剣に事業計画を立てていくシーンがすごく好き(笑)。女性って現実的だから、こういう展開はあまりない気がして、楽しかったんです。

加藤:最初はノリ気じゃなかったのに、話しているうちにだんだん盛り上がってきてね。

桜井:意外とイケるんじゃない!? みたいな。いや、イケないでしょって(笑)。

――撮影中も、きっと和気藹々とした雰囲気だったんでしょうね。

武田:3人ともゲラなので、みんな笑いNGを出しています。

桜井:そうだったね(笑)。あとは長回しが多かったので、自分が噛んだらどうしようってバクバクでした。

――ドラマでは3人の恋愛模様も描かれます。加南が恋するのは、柔道整復師・石原という年下男子ですね。

加藤:石原くん(上村海成)は、フワフワして、キラキラして、本当に可愛かったです(笑)。ついこの間まで、私もそちら側だったのになぁとも思いました。でも、最初に彼の経歴を聞いたのに、次にお会いした時にも「いつから仕事してるの?」と聞いちゃって。最後まで話した後に「ローサさん、この間まったく同じ話をしましたよ」と言われて、年を感じました(笑)。

――(笑)。悠里は、奈央の共同経営者・鹿谷(猪塚健太)、奈央はサラリーマンの田辺(黄川田雅哉)がお相手です。

武田:鹿谷さんはチャラチャラしていて、台本を読んだ時には「鹿谷さんだけは無理」と思っていたんですよ(笑)。でも猪塚さんのお芝居が素敵で、急に男を出してくるようなシーンにはギャップもある。きっと視聴者の方にも楽しんでいただけると思います。

桜井:キャラクターとして私たちの中で一番人気だったのは、田辺さん。気取ってないけど自分の思っていることを言うところとか、いいなって。黄川田さんは真面目な方で、その黄川田さんが田辺を演じるっていうのもよかったですよね。

――タイプの違う3人の女性たちの物語。どんな方に見ていただきたいですか?

桜井:女子が苦手な女子というか、女性3人のドラマっていう時点で「ちょっと……」と思う人にこそ見て欲しいかな。

――たしかに“女性である自分”が好きになれるドラマですよね。

桜井:そう! それが言いたかった!

加藤:私も、ずっとそう思っていました!!(笑)。

武田:あははは(笑)。何も考えずにスッと入れるドラマだし、私は30歳になるのが楽しみになりました。大人の女性っていいなって。

加藤:うんうん。女性もそうだし、女性のことがわからない男性にもおすすめしたい。どの方にもきっと共感できるところがあると思うので、みなさんに見ていただきたいですね。

(撮影・文:勝浦阿津希)

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