NEWS増田貴久、ステージ衣装を手がけるこだわりとは?「すべてを伝えるつもりもない」

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NEWS増田貴久、ステージ衣装を手がけるこだわりとは?「すべてを伝えるつもりもない」

エンターテインメントのバックステージを描く番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME〜時が奏でるリアルストーリー〜』(フジテレビ、毎週金曜25:25~、各エピソードはFODで配信中)の第4弾は、2018年が節目となる結成15周年イヤーだったNEWSに密着。#1「still alive」では、昨年8月に行われたアニバーサリーコンサートの裏側と、こだわり抜かれたNEWSの衣装の制作過程を追った。

2003年に結成され、メンバーの離脱などで一時は存続も危ぶまれたが、2018年には無事、結成15周年を迎えたNEWS。同年8月に行われたアニバーサリーコンサートは、1と5から「イチゴ」を連想し、「NEWS 15th Anniversary LIVE 2018“Strawberry”」と名付けられた。記録的な猛暑の中、東京の味の素スタジアムには5万人を超えるファンが集結。小山慶一郎加藤シゲアキ増田貴久手越祐也の4人にとっても、特別な意味を持つコンサートの幕が開いた。

コンサートは「BLUE」から始まり、「weeeek」や「チャンカパーナ」など、4人は15年分の感謝の気持ちを歌に込めて、数々のヒットナンバーを熱唱。そして、コンサートを締めくくったのは、小山の活動自粛後に発表されたシングル「生きろ」だった。同曲を最後に披露しコンサートは終演したが、その直後、ファンによる同曲の大合唱が自発的に巻き起こる。それをバックステージで聞いていた小山は涙を流し、観客席に向かって頭を下げていた。

そんなアニバーサリーコンサートの興奮も冷めやらぬうちに、2018年から2019年にまたがって行われるドームツアーの準備がスタート。そこには、NEWSの衣装担当のスタイリスト・米山裕也とタッグを組み、試行錯誤を繰り返す増田の姿があった。

これまでもNEWSの衣装のほとんどを手がけ、多くのファンを魅了するステージを作り上げてきた増田。大の洋服好きで、ファッション誌に私服を紹介するコーナーを持つなど、プロからもそのセンスを認められている増田だったが、そのこだわりも人一倍強かった。

他のメンバーとは異なり、なかなか増田との距離を縮められないと感じた番組スタッフによるロングインタビューで、増田は「(舞台裏にカメラが)入ってもらって、テレビで放送してもらうのは嬉しいことなんだけど」と前置きしつつ、「自分の作るものが作品として世の中に出る以上、自分がどんな辛くて、どんな大変な思いをしても、“こんなものを作りました”という作品しか出なくていいと僕は思っていて。すべてを伝えるつもりもないというか、伝えちゃいけないのかな? と思っている部分もちょっとあって」と、その思いを吐露。そして、あくまで『RIDE ON TIME』の放送を楽しみにしていることを強調しつつも、「変に良くしないでほしい」と、ありのままを映すよう、スタッフにリクエストした。

増田のアイドルとしての挟持やプライドは、他のメンバーの視点を通しても知ることができる。結成以来、15年来の付き合いがある加藤は、「クリエイティブな面は尊敬している。アイドルに対してのプライドが半端じゃない。あんな人見たこと無い、アイドルじゃなくても」と絶賛。かつて、忙しさのあまり、「テキトーでいいじゃん」と増田に言ってしまい、怒らせてしまったというエピソードも披露した。

一切の妥協を許さない増田が目指すのは、4人が映える衣装。“自分が着ることは考えていない”という増田は、「NEWSが着てどうか。メンバーが着て、“超かっこいいじゃん”、“この服着て歌っている自分かっこいい”っていう、(衣装は)より高めてくれるアイテムだと思うんで。メンバーが一番気に入ってくれたっていうのがゴールですよね」と、その考えを明かした。

#2では、他のメンバーにも密着。全編を通して、多角的にNEWSの魅力を掘り下げていく。

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