中村勘九郎と阿部サダヲが主演を務める大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。1月13日放送の第2話「坊っちゃん」では、中村演じる金栗四三の運命の出会いが描かれる。
宮藤官九郎が脚本を務める本作は、日本で初めてオリンピックに参加した男・金栗四三と、日本にオリンピックを招致した男・田畑政治(阿部)が主人公。日本が初めて参加し、大惨敗を喫した1912年の「ストックホルム」、幻となった1940年の「東京」と敗戦、復興、そして平和への祈り。1964年の東京オリンピックが実現するまでの日本人の“泣き笑い”が刻まれた激動の半世紀を豪華キャストで描く。
この日、テレビ寄席で志ん生(ビートたけし)が語るのは、日本初のオリンピック選手となった金栗の知られざる熊本での少年時代。学校まで往復12kmを走る「いだてん通学」で虚弱体質を克服した金栗。軍人に憧れ、海軍兵学校を受けるも不合格になる。
身体を鍛えても無駄と落ち込む金栗だが、幼なじみのスヤ(綾瀬はるか)に励まされ、嘉納治五郎(役所広司)が校長を務める東京高等師範学校への進学を決意する。運命の出会いが近づいていた。