世界に誇る海洋冒険家・白石康次郎と小笠原諸島の父島を目指す航海へ!

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8月18日放送の『世界ふしぎ発見!』(TBS系、毎週土曜21:00~)では、日本が世界に誇る海洋冒険家、白石康次郎のヨットに乗り込み、小笠原諸島の父島を目指す航海をリポートする。

白石は1994年、ヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録を樹立。2006年には単独世界一周ヨットレースで2位、2016年には4年に1度開催される世界一過酷なレースにアジア人として初参加した経歴を持つ。

今回、白石が世界一周レースに使用するヨットに「チーム白石」の6人と取材スタッフ4人が乗船し、航海へ。小雨の中、浦賀を出航し、まずは高さ28メートルのマストにメインの帆を張ることに。操作は最後尾のコクピットで行われ、各所でつながるロープをその都度リールに巻き、ウインチで引っ張ったり緩めたりする作業を繰り返す。

メインの帆を張った後、白石は船内にこもり風向きや海の状況をナビゲーションで確認。出航から9時間後に三宅島を通過。無人島が続く豆南諸島近海は火山活動から生まれた独特な景観が続き、およそ100メートルもある柱状の奇岩が目の前に迫る。見えてきた周囲7キロの火山島、鳥島はアホウドリの繁殖地で、初めて乗った漁船が難破したジョン万次郎が流れ着いた島としても知られる。アホウドリは乱獲され、絶滅危惧種に指定されていて、今は復活させるための取り組みが行われているという。

そして、4日間の航海の末、小笠原諸島の父島に到着。小笠原諸島の魅力は豊かな自然で、一度も大陸と陸続きになったことがなく、独自の生態系が進化。固有の生き物が多く、東洋のガラパゴスとも呼ばれている。

今年は1968年6月に、小笠原諸島がアメリカから返還されて50年の節目の年。父島では島民の3分の1が参加するというパレードが行われていた。父島に最初に定住した人々の子孫に伝わる資料や証言から島の歴史を振り返る。黒船で日本を訪れたペリー提督が小笠原に上陸し、土地を購入した記録が残っているというのだが……。