おばあちゃんが2人に分裂?『ちびまる子ちゃん』はSFだから許容範囲

おばあちゃんが2人に分裂?『ちびまる子ちゃん』はSFだから許容範囲

漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインがMCを務める『久保みねヒャダこじらせナイト~こじらせデストピア編~』が、「FOD」で配信中。「こじらせライブVOL.7」#3では、『ちびまる子ちゃん』や『サザエさん』など、現在放送中の長寿アニメに関する話題で盛り上がった。

最近のニュースとして、番組では『ちびまる子ちゃん』に関するニュースをピックアップ。まる子のおばあちゃんが画面上に2人存在していたというもので、久保は「業界の人に聞いたんですけど、こういうのはよく起こりうることだから、見ていてゾッとするというか、自分がこれやったら何言われるだろうって感じ。何パターンもこういう事件、事故は起きる可能性があるらしいんですよね」と説明。その上で、「普通は気づかなきゃおかしい。実際の現場はわからないですけど、撮影の現場にあんまり演出さんが行っていなかったのでは」と推測した。

その一方で、「一番視聴率が高いであろう『サザエさん』って、こういうこと起こっているのあまり見ないじゃないですか」と話を展開。「『サザエさん』は、ずーっと同じスタッフがずーっと長く働いているお給料のいいお仕事らしく、だから、たとえアニメーターになって『サザエさん』の制作会社で『サザエさん』を作るぞって思っても、簡単には入れ替わらないらしくて」と解説。スタッフの入れ替わりが少ない『サザエさん』に対して、新人の多い『ちびまる子ちゃん』では人的な間違いも出やすいのではと、自身の考えを明らかにした。

さらに、久保は、「『サザエさん』も『ちびまる子ちゃん』も同じ時空を何周も何周もしているSFじゃないですか。このくらいのSF、許してやれよって気がします」とフォロー(?)。能町も『コボちゃん』を引き合いに出し、「コボちゃんなんか、ずっと5歳なのに、妹が生まれて、妹だけちょっと成長したんですよ」と、やはり長寿作品の矛盾点を指摘していた。

また、久保は、長寿アニメは原作者が亡くなったときに暴走してしまうのではないかという持論を展開。この意見に賛同したヒャダインが「『クレヨンしんちゃん』だってね、原作者が亡くなったし」と例を出すと、能町は「私、『クレヨンしんちゃん』の作画が気になっていて」と提起。

能町は「私もそんなに見ていないんですけど」と前置きした上で、「みさえ、お母さんの顔がどんどんゲル状になっていっている」と指摘。さらに、アニメーターによるみさえのタッチの違いに言及し、みさえをみさえたらしめているものは、特徴的な前髪と口だと結論づけていた。

番組では、さらに『美味しんぼ』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『キャプテン翼』などにも指摘は及び、過去と今とで作画の異なる登場人物たちの話題に花を咲かせていた。