大杉漣さんが愛した『バイプレイヤーズ』最終回!松居大悟監督「あなたがだいすき」

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2月21日に急性心不全のため死去した俳優・大杉漣さん(享年66)が、本人役で出演するドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』(テレビ東京系、毎週水曜21:54~)の最終話が、3月7日に放送される。

本作は、大杉さんの他、遠藤憲一田口トモロヲ松重豊光石研ら、ドラマ界に欠かせない“名バイプレイヤー”たちが“主演”を務め、「おじさんのテラスハウス」として話題を集めた“ゆるシブ”コメディドラマの第2弾。豪華さと“ゆるシブ”感がパワーアップした今作では、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージでバイプレイヤーズが活躍し、お茶の間を賑わせていた。

放送が決定した際、誰よりもこのドラマを愛していた大杉さんから、「“日本のおじさんたち、結構捨てたもんじゃないよ”という、ただ渋いだけじゃなくて、いろんな“ヒト”として生きてる姿みたいなものが、このドラマの中で散りばめられているような感じがしています。そういう意味では新しいドラマなのかなと思うので、是非一人でも多くの方に見て頂きたいと本当に願っています」とコメントが寄せられていた。

そんな大杉さんの急逝をうけ、テレビ東京には「最終回までぜひ放送してほしい」というメッセージがたくさん届いたという。最終回を前に、松居大悟監督は、「20日の夜に“僕ら勝手に芝居してるんで、松居さんの好きなように撮ってくださいね”って話したこと。いつも現場の最初と最後に“監督、おはようございます”“監督、お疲れ様でした”と声をかけてくれること。少年のような笑顔。お芝居に対する姿勢。仲間への想い。僕にとって、あなたは、とてつもないスターで、憧れで、それなのに監督扱いしてくれて、僕はいつも、どうしていいかわからず、なんとなく笑っていました。現実なんか塗り替えて、何度でも何度でも面白い芝居をしてもらっていいですか。あなたがだいすきです。おかげで一生やめられなくなりました。5話のタイトルは“バイプレイヤーより愛をこめて”にしました。バイプレイヤーズスタッフを代表して、あなたに、愛をこめて。オンエア、みてください」とメッセージを送った。

<最終話>サブタイトル「バイプレイヤーより愛をこめて」
テレ東版朝ドラ「しまっこさん」のクランクアップを間近に控えたある日、予知夢のような夢を見た大杉は、スタッフへの恩返しを決意する。そして、クランクアップを迎えたその日に島を離れることにした遠藤、田口、松重、光石の4人だが、住んでいた「島ハウス」を出る前に大杉が書いたある手紙を発見する……。

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