麻薬中毒の街、人気ジャーナリストのルイ・セローがその実態に迫る

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国際社会の重要な問題に鋭く切り込み、その深層に迫る『BS世界のドキュメンタリー』(NHK BS1、毎週月~木24:00~24:50)。2月26日は、「麻薬中毒の町 ~ルイ・セローが見たアメリカ~」を放送する。

同番組は、イギリスの人気ジャーナリスト、ルイ・セローがアメリカの闇に切り込んだ作品。鎮痛剤の処方が乱発されたため、白人中流家庭にもヘロイン中毒がまん延する驚愕の実態に迫る。

今回彼が訪れたのは、アメリカ合衆国東部のウエストバージニア州。思春期の娘を失った両親、麻薬のために暴力を振るう売人と暮らす若い女性や、ヘロイン中毒で生まれた赤ちゃんとその両親……町の救急隊員は、薬の過剰摂取で倒れるSOSへの対応に忙殺されている。かつて、病院や医師が処方してきたオピオイド系鎮痛剤が依存症を招き、規制導入後、ヘロインが街を蝕んでいる。短く易しい質問を重ねながら、本音を吐露させるセローの取材手法が随所にのぞく。