サンドウィッチマンがリポート!南三陸町の復興の鍵は「タコ」だった

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サンドウィッチマンがリポート!南三陸町の復興の鍵は「タコ」だった

東北出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)と共に、2012年から年に1度放送されている『これが東北魂だ』シリーズ。1月28日(日)16時からは、最新シリーズ『これが東北魂だ タコ愛 ニッポン人はやっぱりタコが好き!』(TBC・TBS系)が放送される。

日本のタコの消費量は、何と世界一。世界のタコの約3割を、日本が消費しているといわれているほどだ。日本人とタコとの縁は、2000年ほど前、実に弥生時代まで遡る。西日本を中心に、タコを捕まえるための「蛸壷」と思しき土器が各地で出土しているのだ。そこで今回は、サンドウィッチマンと菊地亜美、そしてあばれる君が、「タコ愛」を求め、全国有数のタコの産地である宮城県南三陸町、兵庫県明石市、北海道稚内市を訪ね、タコと共に生きる人々の生活や、「タコの町」ならではのグルメなど「タコ愛」に迫っていく。

兵庫県明石市と並び、美味しいタコが獲れることで知られている南三陸町志津川を訪れるのは、サンドウィッチマンと菊地。志津川のタコの美味しさの秘密は餌で、なんとアワビを食べて育つのだ。餌によって、タコの味が変わるほか、世界有数の水産資源が豊富な海で育つため、噛めば噛むほど豊かな風味があふれるという。東日本大震災により大きな被害を受けたこの町で、復興のシンボルにもなっているタコだが、今シーズンは60年ぶりの大豊漁。町中が沸く中、地元のタコで新しい名物料理を作ろうと立ち上がった人たちなど、タコを使った町おこしに密着する。

また3人は、マダコの漁獲量日本一を誇る明石市にも足を運ぶ。潮の流れが速い明石海峡で育ったタコは脚が太くて短く、陸でも立って歩くほど力強いのが特徴だ。そんな全国に名高いブランド「明石ダコ」を求め、2000年前から続くというタコ壷漁に挑戦。さらに獲れたてのタコを、地元漁師直伝の豪快な料理で味わう。さらに、タコの町・明石ならではの絶品タコグルメも登場する。

そして、タコの中で最大種となる「ミズダコ」を求めるあばれる君が向かったのは、日本最北端の地・稚内市宗谷。ミズダコの水揚げ量日本-を誇る宗谷の漁法は、「いさり」と呼ばれる熊手のような漁具を樽につないで海に投げ入れる「いさり曳き漁」。タコだけを効率的に漁獲する自然に優しい漁法だが、潮流や地形を読み切る漁師の腕が問われる漁法でもある。厳寒の宗谷海峡で、あばれる君は巨大ダコを釣りあげることができるのか?

今回訪れた南三陸町について、宮城県出身の伊達は「全国の方に協力していただいて街も復活して、そして海もこうやって見事に復活を遂げている」と感謝の念を滲ませる。続けて「今、こういう風になりましたよというところを、この番組を通して見てほしいですね」と切々と訴えている。富澤は「明石のタコに比べて、宮城県志津川のタコは知名度が低いので頑張ってほしいですね。僕らも何か(知名度を上げるために)協力できれば!」と地元の復興を願う。

一方、菊地は「私は食べることが大好きなんですけど、食べても大好きなタコを獲るのは楽しかったし、いい経験になりました。(最初に行った)明石市でのロケでは触るのが怖かったんですけど、志津川でのロケではタコに触るのに慣れてきて怖がらずに触れました。獲れたてのタコつてキラキラしていて綺麗なんです。タコ好きな人(?)にはぜひ見てもらいたいですね(笑)」と明るくアピールしている。

このほか番組では、幼い頃からタコを愛してやまないさかなクンが、タコと日本人の歴史や、タコの知られざる驚きの生態をひも解いていく。

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