実写『ママレード・ボーイ』パートナー交換夫婦に中山美穂、檀れい、谷原章介、筒井道隆

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桜井日奈子吉沢亮がW主演を務める映画『ママレード・ボーイ』(4月27日公開)に、中山美穂檀れい谷原章介筒井道隆が出演することがわかった。

原作は、集英社の月刊少女マンガ誌「りぼん」にて1992年から1995年まで連載され、シリーズ累計発行部数1,000万部超えの吉住渉による大人気コミック。主人公の両親がお互いのパートナーを交換して再婚し、6人2つの家族が一つ屋根の下で住むことで始まるラブストーリーが展開する。

ある日突然、両親から離婚することを告げられた高校生・小石川光希(桜井)。両親はハワイ旅行で出会った松浦夫妻と気が合い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ちたためお互いパートナーを交換して再婚することに。さらに、松浦夫妻の一人息子で光希と同い年の遊(吉沢)も含めてみんなで一緒に暮らすことになる。突然、一つ屋根の下で暮らし始める光希と遊。「家族なんだから好きになっちゃダメよ!」と母親に釘を刺されながらも、次第に2人は距離を縮めていく。

今回発表された中山、檀、谷原、筒井が演じるのは、パートナーを交換して再婚した“自由すぎる”親。光希の両親である留美役と仁役を、檀と筒井。遊の両親である千弥子役と要士役に、中山と谷原が演じる。そしてパートナーを変えると、千弥子と仁、留美と要士が夫婦となる。

お互いのパートナーを交換して再婚し、2つの家族が一つ屋根の下で暮らすという驚きの設定について、原作者の吉住が「離婚をしても仲が良い人達というのを描きたかった」と語っているだけに、複雑な関係ながらも仲が良い2家族の生活と、それをきっかけにした主人公二人の恋模様が描かれる。

撮影現場も和気あいあいとした雰囲気で、桜井は「二家族全員が揃った初めてのシーンは皆さんの放つオーラに息ができない位のパワーを感じましたが、撮影を重ねるごとに本当のパパとママのような温かい空気で包んでくださって、ずっと一緒にいたような気がしてきました。最高に美しいママと、最高に楽しいパパの最強の遺伝子を持つ光希を演じれて嬉しかったです!」とコメント。吉沢は「物語の中でもっともKEYとなる両親S(りょうしんズ)をこんなに素敵な皆さんが演じられると聞いたときは、正直びっくりしました。谷原さん以外の皆さんは初めましてだったのですが、初日からとても素晴らしいチームワークで現場を盛り上げてくださり、そしてシリアスなシーンではその存在感と懐の深さで僕たちをガッチリと支えてくださいました。とても心強い存在でした」と話し、撮影を楽しんだことを明かした。

さらにこの度、2組の夫婦を演じる4人と吉住からコメントが到着。以下にて紹介する。

<中山美穂>
私はコミック原作というものに、ひとつハードルを感じていたのですが、周りに『ママレード・ボーイ』がすごく好きだったという方がたくさんいらっしゃったので、引き受けてみようと思いました。今まで初共演でもこんな気持ちになった事はないのに、撮影初日に、“あ! 知っている方たちだ!”と初めてそんな気持ちになりました。初共演の方と一緒にお芝居するというのは、緊張もするけれど、知っている方たちだからこそわかるというか、とても不思議な関係で演技ができ、嬉しかったです。この4人だから、両親Sというファンキーな設定にも拘らず、大人としての空気が出せているのが楽しかったです。

<檀れい>
連載されていた頃に、『ママレード・ボーイ』を読んでいました。まさか20年以上経って、自分がこの映画に出られるとは思ってなかったので、オファーをいただいた際は、本当にびっくりしましたし、嬉しかったです。とにかく世界観を大事に演じたいなと思いました。両親がそれぞれパートナーチェンジして、年頃の2人が同じ屋根の下で、色んな思いを抱えながら、ぶつかりあったりとか、惹かれあったりしている。普通なら学校でしか出会わない同級生が、同じ屋根の下、どうなっちゃうんだろうっていうドキドキとありえない設定だからこそのワクワク感がすごくありました。多くの世代の方に映画『ママレード・ボーイ』を楽しんでもらえたらいいなと思います。

<谷原章介>
“僕も若いころ、こういう恋愛モノに出演していたな”と思い、今回は父親の役として出演するというところにとても感慨深いものがありました。4人ともが初共演ですが、違和感というか、ギクシャク感もなく、もともとこういう風にはまるようなパズルが4つ揃ったなみたいな感じがします。ありえない設定じゃないですか。ありえない設定だからこそ、主人公の2人が状況に翻弄されて、心が揺れ動いて、強く惹かれあうと思うので、そこがやっぱりこの作品の一番の魅力なのかなって思います。

<筒井道隆>
僕も恋愛モノに何度か出演させてもらっていたので、親の目線から見るというのは楽しそうだなと思いました。楽しく過ごしています。主人公の2人見ていると恥ずかしいですね(笑) あー、こういうこと、昔ドラマでしてきたなみたいな。ちょっとむずがゆい感じもします(笑) 両親たちを演じる僕たち4人はすごく年齢が離れているわけではないので、同じ世代を生きてきた空気感を感じました。その感覚が作品にも表れると良いなと思っています。

<原作者・吉住渉>
こんな豪華メンバーに、あのしょうがない(私は大好きなんですが!)両親Sを演じていただくことになるなんて、有難いやら申し訳ないやら……。撮影を見学させていただいた時、あの4人が3Dになって、全く違和感なくそこに居るということが、何だか不思議で……でもとても嬉しく楽しい気持ちになりました。筒井さんは原作の仁より愛嬌&おとぼけ度upという感じ。「光希好きな子いるの? お父さん知らなかったな……」というセリフがとてもラブリーでした。谷原さんは原作の要士よりスマートさ大幅up。ワインや料理について超美声で語り、軽やかに動く姿がとても素敵でした。檀さんは原作の留美より上品さ大幅up。連載当時雑誌で読んでいて下さり、しかも今回改めて読み直して下さったそうで、ものすごく光栄です! そして、中山さんは原作の千弥子よりお茶目さ&可愛らしさup。原作にはない、光希と2人の素敵なシーンがどんな風になるのかとても楽しみです。見学したのは1シーンだけなので、完成した映画で皆さんの両親Sをもっとたくさん見られると思うとワクワクします。出演して下さって本当にありがとうございました。

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