「闇サイト殺人事件」から10年、娘を亡くした母は…

被害者・加害者、そして捜査陣などの「人間」にこだわって事件に潜む知られざる“物語”を徹底的に描き出していく新感覚のヒューマン・ドキュメンタリー『事件の涙 HumanCrossroads』(NHK総合)の第2夜が、12月27日(水)の22時50分から放送される。

同番組は、同局が持つ全国各地の取材ネットワーク網を駆使し、人々の記憶に残る事件や事故の当事者、その家族・恋人・親友など極めて近い人に改めて光をあて、怒り、悲しみ、思いもかけぬ温かさに触れて流した涙など、さまざまな“涙”に迫る。

第2夜(27日)は、「同じ空を見上げて “闇サイト殺人事件”の10年」をおくる。平成19年8月、名古屋市内で、闇サイトを通じて知り合った3人の男によって、一面識もない女性が殺害された「闇サイト殺人事件」。被害者の磯谷利恵(いそがい・りえ)さん(当時31歳)は早くに父親を病気で亡くし、母一人娘一人だった。

母親・富美子(ふみこ)さん(66歳)は、いまも事件現場に近付くことができず、悲しみを押し殺し生きている。利恵さんと結婚を考えていた元恋人の男性は、利恵さんが生前に語っていた夢や家族への思いを母・富美子さんに伝え、崩れ落ちそうになる苦しみを支えてきた。事件から10年、新たな人生を歩む今も、最愛の人の喪失は生涯乗り越えられないだろうと語る。