山﨑賢人、コメディ路線に意欲?『斉木楠雄』原作者がその素質に太鼓判

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福田雄一が脚本・監督、山﨑賢人主演で公開中の映画『斉木楠雄のΨ難』の大ヒット御礼舞台あいさつが18日、都内で行われ、山﨑が登壇。この日は原作者の麻生周一から山﨑への手紙が読み上げられるという演出も行われたが、麻生は手紙の中で山﨑と撮影現場で会った際、「斉木楠雄にしておくのはもったいない」と思う程、山﨑に笑いのポテンシャルがあることに気付いたことをコメント。「いつか笑わせる役もやって欲しい」とリクエストしたが、これに山﨑は大感激し、「これだけ面白い作品を描いている麻生さんに褒められて幸せ。今度は笑わせる役をぜひやってみたいです!」と嬉しそうな表情を見せた。

週刊少年ジャンプで連載中の異色の大人気ギャグコメディを実写映画化し、生まれながらに与えられたとんでもない超能力を隠して高校生活を送る斉木楠雄の恋や友情をコミカルなタッチで描く本作。その人気から続編の制作がすでに発表されており、山﨑は「期待以上にいいものになって僕は幸せ。今までの自分をいい意味で裏切れた、いろいろな自分を見せることができた作品だと思います。本当に転機のような作品、たくさんの人に見ていただいて嬉しく思います」と感慨深げに語った。

壇上には共演の新井浩文も登壇したが、二人はファンからの質問に答える形式でのQ&Aで和やかにトーク。ファンからは互いの印象を聞かれる一幕もあったが、新井は「これだけかっこいいのに愛嬌がある。先輩から見ても可愛い」と山﨑を絶賛。山﨑も「現場でもフラットに接してくれて優しくて……。大先輩なのに優しく接してもらえるのは嬉しくて」と新井に感謝の気持ちを述べた。

撮影ではワイヤーアクションにも挑戦したという山﨑。「ワイヤーで空中に浮いているシーンがあったんですけど、はじめてワイヤーに釣られてハーネスのくい込みが痛くて……」と苦笑。

劇中同様、高校生に戻ってやりたいことが話題になると、「(高校時代は)もう6、7年前ですかね。屋上とか行ったことなかったので行きたかったな……。屋上はあったと思うんです。屋上に行って、普通の高校生のようにダラダラしてみたかった」とコメント。新井も「戻りたくないのが前提。でも、今38歳ですけど、30歳でマージャンを覚えて大好きです。高校からやっとけばよかったな……」と嬉しそうに話して会場を笑わせていた。