山本周五郎の傑作がドラマ化、船越英一郎&中村蒼の『赤ひげ』スタート

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11月3日からBSプレミアムにて、没後50周年となる山本周五郎の傑作小説「赤ひげ診療譚」を連続ドラマ化したBS時代劇『赤ひげ』(毎週金曜20:00)がスタートする。

江戸、小石川養生所を舞台に、船越英一郎が演じる無骨で謎めいた医師・新出去定(にいできょじょう)、通称「赤ひげ」と、中村蒼が演じる青年医師・保本登(やすもとのぼる)との交流、そして貧しい患者や市井の人たちの姿を描く不朽の名作を新たなキャストで届ける感動時代劇。

小石川養生所の責任者・赤ひげは、貧しい者には無料で治療を行い、金持ちには薬料を高額で売りつけ、時に幕府権力を巧みに使うなど清濁併せ持つ市井のヒーロー。その赤ひげに反発しながらも、患者たちのさまざまな姿に接することで、医師として生きるべき道を見出していく保本を中心に、絶えず資金繰りに悩む養生所や、長屋などを舞台に起きる事件と、死にざま、生きざまを通して、成長していく人間の姿を描く。

<第1話「新人医師来たる」のあらずじ>
3年間オランダ医学を学び江戸に戻った保本登(中村)は祝言を上げ幕府のお目見え医になるはずだったが、許婚に駆け落ちされ失意の中、「赤ひげ」こと新出去定(船越)が医長の貧困者のための医療所「小石川養生所」で働くこととなる。保本は、養生所で働き始めると初日から医者らしかぬ赤ひげの傲慢な態度に不快感を感じる。そんな中、小石川養生所の座敷牢で、2人の男を殺めたおゆみ(宮澤美保)という気うつ症の患者が閉じ込められて居ることを知り興味を持ち近づく。そんなある夜、おゆみが脱走する……。