恒松祐里「女スパイの役でバトルがしたい」話題の女優が野望を告白

恒松祐里「女スパイの役でバトルがしたい」話題の女優が野望を告白

黒沢清監督が手がける映画『散歩する侵略者』は、数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってくるところから始まる。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・真治(松田龍平)は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか……。その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に、天野(高杉真宙)という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」と真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。

そんな本作で侵略者のひとり・立花あきらを演じているのは、NHK連続テレビ小説『まれ』や大河ドラマ『真田丸』をはじめ、映画『俺物語!!』『ハルチカ』『サクラダリセット 前篇・後篇』といった話題作に出演している、恒松祐里さん。このインタビューでは、女優としての手応えや今後の目標、本作の注目ポイントなどについて語っていただいた。

――話題作への出演が続いていますが手応えは?

まだまだ勉強する時期だと思いますし、自分はまだまだだと色々な作品に出演するたびに思っています。ですが、最近は自分と性格がかけ離れた役をいただくことが多くて、『ハルチカ』や『サクラダリセット』での役もそうですし、今回は人間じゃない役で、色々な振り幅や表現方法を学べる役が多くてすごく楽しいです。「あ、こういう役もできるんだ」というのを自分でも知ることができたり、反省点が見られたりしてそこが楽しいですし、そういう経験をどんどんしていって女優としての厚みをつけていきたいです。

――本作で演じたあきらは好奇心旺盛なタイプですが、ご自身が最近興味を持ったことは?

スパイ物の海外ドラマがすごく好きなので、今回は劇中で銃を触らせていただいたのが嬉しかったです。私自身はもちろん暴力的ではないのですが、アクションシーンに興味はあったので、体を動かすことやガンアクションとかはやってみたかったのでハマりました。

――今後もアクションシーンをやるならどんな役がやりたいですか?

女スパイの役で、男の人のところに潜入するけれどバレてしまって、そこで男対女のバトルに発展する。そして、結局女が勝つみたいな役がやりたいです。相手役は外国の方がいいですね。アジアのスパイとして私が潜入して、外国人の男性にバレて戦うか、もしくは仲間のイケメンの外国人が助けに来てくれる、みたいなのがやりたいです(笑)

――ほかにも挑戦してみたいことはありますか?

舞台やミュージカルがすごく好きなのでミュージカル作品に出たいです。一番好きな作品は、映画だと『ヘアスプレー』、舞台だと『レント』ですが、ほかにもたくさん良いミュージカルがあるので迷います(笑)

――本作のポイントは侵略者が「概念を奪うこと」ですが、もしもご自身が概念を奪えるとしたらどんなものを奪いたいですか?

何を奪いたいか、というのは難しいです。でも、私自身は何かを突き詰めていく性格なので、何かに対して一生懸命になったりする努力や頑張ろうって思う気持ちを奪われたら私じゃなくなってしまうので、それは奪われたくないです。逆に奪ってもらいたいのは、「あー今日やっちゃったな」って落ち込んじゃった時の概念は奪ってもらいたいです。そうすれば何もなくハッピーに暮らせるかもしれません(笑)

――映画のキャッチコピーが「世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。」ですが、もし明日世界が終わるとしたら最後に何をしたいですか?

今までやったことがないことをたくさんやりたいです。でも、やっぱり死ぬ直前にいたいのは家ですね。家族や猫とか大切な人たちと一緒に過ごしたいです。でも、それは世界が終わる前の30分くらいで別れを惜しみたいです。もし私に特殊能力があるなら世界を救いたいんですけど、もしないならバンジージャンプとかスカイダイビングとか、やったことのないことや、感じたことのないことをやってから、最後の30分くらいは家族と過ごしたいです(笑)

――ありがとうございます。最後にこれから映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします!

生きている中で、ルールや小さい頃から根付いてきた考え方とか人間が持っているルールがありますよね。それに侵略者たちが気づかせてくれるところが、この映画の魅力だし面白さだなと思いましたし、この映画を観る方には「確かにこういうルールに縛られて生きているよな」とか、「何かこういう考え方や概念が世の中にあるよな」と気づいてくれれば嬉しいですし、自分の中にある大切な概念は何なのか映画を観て考えてくれたらいいなと思います。それと、私のアクションシーンが3回くらいあるので、ぜひ会場で大迫力の音と映像で観ていただきたいです!

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