冷凍庫のなかった時代、クリームを凍らせた「ズコット」は衝撃スイーツ

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9月4日の『グレーテルのかまど second season』(Eテレ、毎週月曜22:00)は、「カトリーヌ・ド・メディシスのズコット」と題して放送。同番組では、瀬戸康史がナビゲーターの15代ヘンゼルとして、スイーツにまつわる不思議な物語を届けていく。

イタリア・ルネサンスの大パトロンであるメディチ家から、フランス王家に嫁いだカトリーヌ。彼女が愛したふるさとのデザートが“ズコット”。丸いドーム型のケーキで、凍ったクリームがぎっしり詰まっているのがポイントで、冷凍庫のなかった当時、フランスに大きな衝撃をもたらした。実はこの凍らせる技術こそ、ルネサンスのたまもの。当時の女性としては桁外れに教養深く、食通でもあったカトリーヌの人生をひも解きながら、彼女がヨーロッパ文化にもたらした影響を探る。