伊集院静、亡き妻・夏目雅子との思い出を回顧「悲しいだけではない」

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累計発行部数170万部突破の大ベストセラー「大人の流儀」シリーズや直木賞受賞の小説「受け月」で知られる作家の伊集院静が、8月5日放送の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系、毎週土曜19:56~)に出演。“伊集院流の生き方術”として、現代を生きる若者たちに鋭くも愛のある流儀の数々を語ることがわかった。

堺正章とくりぃむしちゅーがMCを務める同番組は、各界のスペシャリストが集結し、目からウロコな授業を展開する新型アカデミック・バラエティ。

講師として登場した伊集院は、仕事などで進む道が分からなくなった時の対処法として「迷った時は、苦手な道を選びなさい」「楽な道で得られるものは何もない、苦境や苦節こそが人間を育てる」と説く。さらに、子どもの教育で大切にしていることは「他人の痛みがわかること」「自分以外の人の痛みがわかるようになれば教育の8割は終わり、それが一番大事なこと。いま世間を騒がしているのは、自分以外の痛みが分からないから」と語り、最近の世相についてチクリ。

また、怖いモノなしの豪快なイメージの伊集院だが、唯一、花火が怖いという意外なエピソードも披露。そこには、27歳という若さでこの世を去った元妻で女優の夏目雅子さんとの悲しい別離の思い出があるという。当時を思い出すことは今でも「あまりいいもんじゃありませんね」と語りながらも、「その別れこそが自分にとって生きる力となり、誰かに頑張りなさいと言える人生になる。ただ悲しいだけではない」と、“伊集院流の生き方術”で締めくくっている。

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