釈由美子、結婚後「価値観が180度変った」

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釈由美子が、山崎育三郎主演のドラマ『あいの結婚相談所』(テレビ朝日系列、7月28日スタート 毎週金曜23:15~ ※一部地域を除く)の第2話にゲスト出演。2015年10月に一般男性と結婚している釈は、結婚がテーマの作品ということもあり、自身の結婚後の心境についても語る一幕があった。

元動物行動学者の准教授で結婚相談所所長という超個性的な役柄を演じ連続ドラマ初主演を果たすミュージカル界のプリンス・山崎は、本作で依頼者の行動や心理を動物や昆虫の生態を例にズバズバ分析。さらには「愛ほど邪(よこしま)な感情はない」と依頼者には恋愛を禁じ、得意の歌や踊りを展開に合わせて披露するという、やることなすこと支離滅裂に見える藍野所長を演じている。

入会金は200万円と超高額ながら「成婚率は100%」で、第1話では、一流証券マン(加藤晴彦)と女性社長(小沢真珠)という“ワケあり依頼者”が200万円を手にあいの結婚相談所を訪れ、藍野は一流証券マンに祖父を大切にする素朴な女性(市川由衣)を結婚相手に紹介する。第2話では“ワケあり”相談者ゲストとして釈由美子が登場。彼女が200万円を手に、あいの結婚相談所で藍野所長に打ち明けた“ワケ”とは!? さらにもう1人のゲストには柏原収史も決定している。

今回釈が演じるのは、自宅マンションの一室で託児所を経営する独身女性・園田有希。提示した条件は、「年収400万円以上で“私を守ってくれる人”」。藍野からは「経営者のあなたが男性の庇護を求めるタイプには見えませんが」と鋭く突っ込まれるが、実は有希はストーカー被害に悩まされていた。ならば有希をしっかりと守れる男性を探しましょう、と引き受けた藍野、いったいどんな男性を紹介するのか? そして、ストーカー事件を解決し、有希を幸せな結婚へと導くことができるのか? 結婚相手を探すだけでなく、ストーカー事件の犯人探しまで行う、よりミステリー度の高いストーリーにも注目だ。

とはいえ、超個性的な藍野所長だけに、一筋縄のやり方ですべてを解決へと導くわけではない。アシスタントのシスター・エリザベス(高梨臨)もストーカー探しに奔走、あげくのはてには藍野の命令で有希のボディガードまですることになり、いやがうえにも緊迫感は増していく……。

今回の出演に、釈は「山崎育三郎さんは数々のドラマで拝見していたので、今回初めてご一緒できることが一番の楽しみでした。台本を拝見すると、歌って踊って、というTVドラマとしては斬新なミュージカルの要素があったので、自分もそのワールドに参加させてもらえるとワクワクしましたね」とコメント。また、本作では濃いキャラクターが数々登場するため、「普通の感覚の女性役の私としては皆さんに引っ張られないように気をつけました」と述べている。また、結婚がテーマの作品ということもあり、釈は「私自身は結婚して良かったと思っています。結婚してすぐに子供を授かったということもあったのですが、自分の人生、価値観が180度変わりました。生きてて良かった、と思えるぐらい幸せですね。なので、結婚に迷っている方がいらしたら、結婚相談所や合コンに行くなど、ぜひ自らアクションを起こして結婚への一歩を踏み出して欲しいと思います。何ものにも替えがたい幸せに満ちあふれた生活が待っていると思うので」と語っている。

この作品は、加藤山羊・矢樹純原作の人気コミックを映像化したものだが、山崎を主演に起用したことで、ミュージカルの要素もふんだんに取り入れるなどドラマならではの脚色で新たな世界観を構築している。そんな作品の脚本を担当しているのが、徳尾浩司、矢島弘一、清水友佳子という気鋭の脚本家たちだ。

柔らかい日常的な台詞と緻密なストーリー構成で、若者の群像を瑞々しく描いてきた徳尾は、これまでに『婚活刑事』(2015年)、『警視庁ナシゴレン課』(2016年)、『おっさんずラブ』(2016年)、『スリル!~赤の章・黒の章~』(2017年)、『豆腐プロレス』(2017年)など話題作を手がけている。そして、劇団東京マハロの主宰を務めてきた矢島は、2015年TVドラマの脚本家としてデビュー。初めて手がけた連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(2016年)で「第35回向田邦子賞」を受賞。テンポの良い会話とコミカルな人物造形による軽妙な世界観が高く評価された。そして、清水は会社員・ピアノ講師などを経て2000年に脚本家デビュー。『夜行観覧車』(2013年)、『リミット』(2013年)、『女はそれを許さない』(2014年)、『不機嫌な果実』(2016年)、『リバース』(2017年)と、こちらも数多くの話題作を手がけてきた。“毒舌ヒーロー”が主人公の結婚をテーマにしたストーリーにミュージカルの要素を盛り込み、軽妙な笑いと涙、華やかなミュージカルシーンが楽しめる今作。勢いのある気鋭の脚本家たちによる、これまでの連続ドラマにはなかった“あいのワールド”(#あい婚)に期待が高まる。