伊藤淳史、他人のスマホの中身が見られるように『脳スマ』第1話

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伊藤淳史が主演を務める、読売テレビ・日本テレビ系の連続ドラマ『脳にスマホが埋められた!』(毎週木曜23:59~)が、7月6日にスタート。第1話では、伊藤演じる折茂圭太がスマホ人間になってしまった経緯が描かれる。

鈴木おさむが企画した本作の主人公は、アパレル会社「エグザルトン」に勤務する、リストラ候補の折茂圭太(伊藤)。どん底状態だった彼の脳が、ある日突然、なぜか“スマホ”のようになり、「スマホ人間」になってしまった。視界にはメッセージの吹き出しが飛び交い、ガラケーを使うアナログ人間の圭太には何が何だかわからない。「他人のメッセージ(=秘密)を見ることができる」という能力まで備えた彼は、自分に関係ない社内外のトラブルに次々と巻き込まれていく……。

第1話で、圭太はリストラ対象となり、課長の小堀(戸田昌宏)に呼び出される。圭太の所属する総務課から誰か一人を辞めさせなければならないらしく、「希望退職を考えてほしい」と迫られるのだった。「どうして僕がリストラに……」と圭太がデスクに戻ると、先輩である竹ノ塚係長(池田鉄洋)や女性社員らは、「おかしいよ、折茂くんがリストラなんて」「何かの間違いよ」と口々に励ますが、一方で「折茂くん、コーヒー豆買ってきて」「備品リスト更新しといて」と圭太をこき使うのだった。そんな圭太はバツイチで一人娘がいるため、リストラ対象になったことに対し「辞めるわけにいかないんです。養育費を払わなくちゃいけなくて……」と抵抗を見せる。

その夜、趣味のジョギングに出かける圭太。苛立ちや不安を振り払うかのように息が上がるまで走り抜き、ベンチに腰掛ける。そして、手首の方を見て「ねぇ、ケビン。僕はどこで間違ったんだろう」と愚痴をこぼしていると、空に流れ星が……。圭太が願い事をしようとそれを見ていると、その星はまばゆい光を発して、目前まで接近してくる。

4日後。圭太が目覚めると、コミュニケーションアプリ「ニャイン」の他人のメッセージが見えるようになっていた。不思議なことに、その間の記憶が圭太にはなく、会社も3日間無断欠勤扱いに。「連絡ないから心配したよ」と職場の女性社員は言うが、「ニャイン」では「折茂っち、来てしまったか」「早く辞めればいのに」などとやりとりをしていて、その吹き出しがすべて圭太に見えてしまうのだった。

そんな圭太のもとにエグザルトンの契約パタンナー・石野柳子(新川優愛)がやって来て、「何してるんですか?」とスマホのメッセージで圭太の“脳内スマホ”に話しかける。「誰? なに!?」と困惑する圭太に、柳子は、「やっと会えた! スマホ人間さん!」と喜び、「ネットの都市伝説で知ってから、ずっと探してたんです。私にあなたを研究させて下さい」と頼み込む。

この出会いの後、圭太は柳子のアドバイスをいかしてスマホ人間の性能をフルに発揮。無事にリストラ対象から逃れることに成功するのだった。