江波杏子、ワイドショー出演中に突然帰ってしまった過去を懺悔

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。6月24日は、女優の江波杏子が、作家・三島由紀夫や俳優・丹波哲郎との思い出を語った。

ゲストは、謎めいたオーラで独特の存在感を放つ女優・江波杏子。高校在学中に13期ニューフェイスとして大映に入社した彼女は、計17本撮影された主演作品「女賭博師シリーズ」で一躍スターに。しかし、「見たことも聞いたこともない世界で、あまり好きではなかった役」と、自分ではあまり気に入っていなかったとか。

デビューして間もない頃には映画『からっ風野郎』で、作家の三島由紀夫と共演。三島のヒザの上に乗るキャバレーの女給を三島本人から指名されたという。「(ヒザの上に)乗って、ライティングとかそういう時間がありますね。その間に、何かちらっとお話ししたら面白がってくださって、そんなに親しくなんかさせていただいたわけじゃないけど、いろんなところにお供させていただいたって感じですね。お宅にもうかがったりして」と、意外な交流があったことを告白した。

また、大映の倒産をきっかけに映画からテレビへと活躍の場を広げた江波は、人気ドラマ『Gメン'75』(TBS系)に出演。同作は海外ロケが多く、共演者の故・丹波哲郎は麻雀の持ち込みで、毎回手荷物検査に引っ掛かっていたらしい。江波いわく「パリでも部屋で麻雀をしていましたね」と言うほど、麻雀にハマっていた大物俳優の素顔を明かした。

大映時代、車の乗り方や食事の仕方など、女優としての立ち居振る舞いを教わったと話す江波は「現場で納得いかないことがあっても、その場で、できないと言ってはいけない」と、我慢することを学んだと駆け出しの頃を回想。しかし、阿川から「昔、ワイドショーに出演した時に、CMの間に帰っちゃったんですよね?」と話を振られると「今、言わないで(笑)」と恥ずかしがりながらも「なんか、そこに私が出ていることが失礼だと思って……そんなことして、申し訳ありませんでした(笑)」と照れ笑いを浮かべながら頭を下げた。

記憶の中で今でもきらめく1曲は、映画『慕情』のメインテーマ曲であるAlfred Newmanの「Love is a many Splendored Thing」。「一瞬にして心を奪われた」という、この曲にまつわるエピソードを披露した。

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