田村正和「僕にとって大事な作品」半世紀ぶり『眠狂四郎』が復活

田村正和主演の時代劇『眠狂四郎 The Final』がフジテレビで放送されることが決定。武家社会の醜さや町人世界のあくどさを嫌悪しながら、彼の腕や美貌を利用し、甘い汁を吸おうとする悪徳大名や商人に正義の剣をふるうその姿が、1972年~73年の連続ドラマ以来、およそ半世紀ぶりに復活する。

狂四郎は、1956年から「週刊新潮」で連載がスタートした、小説家の故・柴田錬三郎さんの豪剣小説の主人公。幾度となく映画やテレビでシリーズ化され、数多の名俳優たちが狂四郎を演じてきた。今作は、複雑な生い立ちを持ち、伝説の剣を操る孤高の狂四郎が、江戸に戻り自らの出生や運命に立ち向かう姿が描かれる。

田村は、撮影が行われる東映撮影所の前身・坂東プロ太秦撮影所が、父・坂東妻三郎が設立した場所であることを振り返り「大正14年に親父がつくった撮影所で、自分もこの撮影所の近くで産まれました。そういったゆかりのある場所で時代劇を撮影できるということで今回のお話を受けました」とコメント。

久しぶりに演じる狂四郎は、田村が20代後半の時に柴田さんから「狂四郎は田村にぜひやらせたい」と言われたことがきっかけで演じることになり、「40、50代になった正和くんの狂四郎はもっと良くなるよ」と言われたという。「やはり原作者から指名していただいて演じるということは光栄なことですよね。その時から公私にわたってお付き合いさせていただきましたので、僕にとって『眠狂四郎』は大事な作品です」と作品への思いを伝えた。

そして見どころを尋ねられると「この歳でもこのくらいできるところかな」と笑い、「半分オリジナルだけど今日の世界に生きる狂四郎に光がさして最後には大きな対決が待っている。素晴らしい映像と共にお届けできると思います。時代劇はお年寄りにはたまらないと思うけど、今作は若い人にも見てほしいね」とアピールしている。

田村のほか共演には、八嶋智人(金八役)、津川雅彦(松平主水正役)、名取裕子(文字若役)、椎名桔平(加賀美耀蔵役)の出演が併せて発表された。