NHKに届いた投書「これ以上おしんをいじめないで!」など秘宝発掘

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中村メイコが5月17日放送の『探検バクモン』(NHK総合、毎週水曜20:15)に出演。放送90年の歴史を物語る資料が眠るNHK放送博物館に爆笑問題とともに潜入。同番組は爆笑問題のふたりが毎回、普段は入れないところに潜入し、外からはうかがい知れないディープな裏側を探り出す教養エンターテインメント。この日は、「芸歴80年!中村メイコ×NHK放送博物館」と題して、そこに眠る貴重なお宝を紹介する。

ここには、草創期の機材や原稿、冷蔵保存されている玉音放送の原盤まで、その数3万点以上が保管されている。今回のゲスト、中村は2才でデビュー、芸歴80年で、「動く放送博物館」の異名を取るほどのキャリアを持つ。当時の番組の再現を交えて当時を生々しく証言する。

1940年に実験放送された日本のTVドラマ第2作『謡と代用品』に出演していた中村。スタッフは技術開発者でみな白衣。これには、「レントゲンでも撮られるのかと思い恐かった」と語る。今回この作品のスチール写真を発掘する。また、戦後はラジオドラマの最盛期。「七色の声」と賞賛されたメイコの至芸と当時の効果音道具をあわせ、当時の雰囲気を再現するほか、森繁久彌や美空ひばりの物まね芸も披露する。

そして、TV初公開となる収蔵庫では放送秘宝を続々発掘。伝説のNHK連続テレビ小説『おしん』(1983年4月より放送)に寄せられた、「これ以上おしんをいじめないで!」という視聴者からの悲痛なお便りも発見……。