本当に必要な支援は?精神医療の今を追う

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4月4日(火)の『ハートネットTV』(Eテレ、毎週月~木曜20:00)は、相模原事件を受けて「精神医療は今(1)“措置入院”退院後の支援」を放送する。

昨年7月、神奈川県相模原市の障害者施設で入所者19人の命が奪われた殺傷事件。事件を受け、今、転換期を迎えているのが、自傷・他害の恐れがある人に対し本人や家族の同意なしに、都道府県知事等の権限で強制的に入院させる「措置入院」に対する対応だ。

今回の事件で被告は事件前、一時措置入院となっていたものの、その後の状況を把握している人がいなかった。そこで国は、すべての措置入院患者を対象に、退院後の“支援”を強化する方針を示した。これに対し当事者たちからは、「監視につながる」など多くの懸念の声が挙がっている。本当に望まれる支援とはどのようなものか。2日間のシリーズで考えてゆく。

第1回は、全国に先駆け措置入院患者の継続支援を行っている兵庫県や、措置入院を経験した患者を取材。今後の支援のあり方について、ゲストともに議論してゆく。