水川あさみ「本当にすごい」女子高生たちの“課題”に感銘

公開: 更新:

女優の水川あさみが、カンテレで3月28日(火)24時35分からドキュメンタリー番組『夢への扉「課題研究」~先生を越えて進め~』のナレーションを担当。番組の感想を語った。

この番組は、隔月で放送しているドキュメンタリーシリーズ『ザ・ドキュメント』の最新作で、今回は、大阪府立松原高校の生徒たちにおよそ半年にわたり密着。同校では、3年生になると全員が「課題研究」に取り組み、好きなことや得意な分野から、「虐待」や「いじめ」など個人の内面に踏み込むものまで、各自で決めたテーマについて調べて発表する。

母親に暴力を振るう父親を見て育った加桜さんは“子どもの虐待問題”に向き合い、障害でいじめを受けた兄を思う美由里さんは「関わり合いの大切さを伝えたい」と、“違いを豊かさに”を研究のテーマに選んだ。しかし、課題を進めて行くうちに、それぞれが困難に直面。さまざまな葛藤の中で自分と向き合い続ける生徒たちと、それを支える先生……。彼らはどのような答えに辿り着くのか?

水川は、17歳、18歳から自分と向き合う姿に興味があったと明かし、「“自分自身に向き合う作業”って大人でもしんどかったりすることですよね。普通は蓋をして見ないようにしたり、ついそこから逃げてしまったりすると思うんですけど、そこから逃げないこの子たちの強さは、本当にすごいと思います」と感銘を受けた様子。

番組の見どころについては、「“いくつになっても、年齢とか関係なく、何かに向き合ったり立ち向かったりすることを恐れない!”ということの励みになるんじゃないかと思います。悩みの大きさや深さは、人それぞれだと思いますが、自分と向き合うきっかけになれば」と語っている。

また、番組を企画・取材した宮田輝美ディレクターは、「18歳の全人生をかけて自分の一番嫌な部分と向き合い、後悔を発信力に変えた高校生の姿を見て感動した」と言い、その上で「彼女たちが嫌な自分と向き合って発信できたのは、近くに“信頼できる人“がいたから。私がそうであったように、見終わった後に自分を見つめる時間を持ってもらえたらうれしいです」と話している。

PICK UP