8週連続2桁視聴率『嘘の戦争』大杉漣、草なぎとの演技バトルに「心地よかった」

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草なぎ剛主演のドラマ『嘘の戦争』(カンテレ・フジテレビ系列、毎週火曜21:00~※15分拡大)の第9話が、3月7日に放送。大杉漣が、草なぎとの演技バトルについて語った。

本作は、30年前に家族を殺され、犯人を見たと言っても嘘つき呼ばわりされ、事件も無理心中として片付けられてしまった少年・千葉陽一が、いつしか天才詐欺師・一ノ瀬浩一となって復讐を果たしていく物語。第8話の平均視聴率は、8地区(関西、関東、名古屋、北部九州、札幌、仙台、広島、静岡)で先週の12.3%から13.4%とさらにアップ。全地区で初回から8週連続2桁を維持している。

これまでに浩一は、30年前の家族殺害犯の関係者に次々に復讐を遂げ、事件を指示していた黒幕、ニシナコーポレーション会長の二科興三(市村正親)や次男で社長の隆(藤木直人)に徐々に接近。その過程で浩一は、興三の長男・晃(安田)や長女・楓にも近づいた。しかし、30年前の事件の元凶が晃だったことを知り復讐。さらに、興三に復讐するため婚約までした楓にも正体がバレてしまう。そして事件の証拠を恩人の三瓶守(大杉蓮)が隠し持っていた事実も判明、激高した浩一は、守に復讐を誓う。そして迎える第9話。浩一は、守への復讐のため、今は疎遠で、結婚を控えている守の一人娘・由美子(国仲涼子)に接触し罠を仕掛ける。

守を演じている大杉は、“僕生きシリーズ3部作”や『銭の戦争』などでも草なぎと共演。「俳優として戦うことはもちろんだけれど、作品と向き合う姿勢など、非常に質の高い感じがしています」と草なぎについて語り、「俳優という職業は肉を付けがちなのですが、逆に削ぎ落としていく作業とでも言いましょうか。常に進化している」と絶賛。今回の撮影でもテストを敢えて重ねずに、互いの持っている気持ちをライブ感と共に撮影するシーンがいくつかあったと明かし「終わった後は非常に疲れるのですが、それさえも心地よかった」と撮影を振り返った。

国仲は時代劇『太閤記 サルと呼ばれた男』(2003年・フジテレビ)以来、草なぎと共演。「普段はふわっとされているのに、役によって雰囲気が全然変わるのでびっくりします。きっと感情のコントロールがお上手なのだと思います。本番の時のスイッチが入るのを見て、今回もすごいなと思いました」とコメント。「浩一さんが本当は自分も復讐をしたいわけではないのに苦しみながら復讐をしている姿が切ないですが“地獄を見せてやる”という台詞にはスカっとさせられました(笑)。9話は最終回直前ということでプレッシャーもあります。色んな人の感情が入り交じり、それぞれの抱えている事が心に刺さる回ですが、実は素敵な回でもあります」とアピール。

そして、草なぎは第9話について「面白い回でもあるのですが、浩一の気持ちが痛々しい。ある種のクライマックスでもある訳ですが、親代わりの人に復讐をするのは心に圧力が掛かって正直辛いですね。すごいシーンになってくる」と語っている。興三と隆が浩一にどんな反撃を仕掛けてくるのか? 浩一を見守るハルカ、浩一の正体を知ってしまった楓、それぞれの恋の行方など、波乱の展開に注目だ。

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