桜田ひより、ロングからショートヘアに!ドラマ『ホクサイと飯さえあれば』少年役で初学ラン

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桜田ひよりの学ラン姿に、上白石萌音「男の子だ―!」とニッコリ】

――上白石さんとは初対面だったそうですが、共演していかがでしたか?

私は途中から撮影に参加したんですが、萌音ちゃんの方から積極的に話しかけてくれて、仲間に入れてくださったのでとても助かりました。現場では、「今日はお料理のシーンだね」「楽しみだね」というような、たわいのない話をしていました。凪くんになりきった姿を見せた時は、「男の子だー!」と言われました。でも私服のときの私を見ると、共演者の方やスタッフさんに「あ、女の子だったね(笑)」と驚かれました(笑)。

――凪はとっても謎めいた役どころですが、最近ひよりさんが「謎だな」と思ったことは何ですか?

私は卵が苦手で、ゆで卵や卵焼きが食べられないんです。でも、茶碗蒸しは食べられるんですよ。親にも「茶碗蒸しも卵の味がするでしょ」と言われるんですが、私は全然感じなくて。プリンも濃厚なのは苦手ですが、普通のなら食べられます。何でだろう? 謎ですよね(笑)。

――ご自身について伺いますが、女優を志したきっかけは何でしたか?

5歳の時、昼に再放送されていたドラマ『相棒』を母と見ていたんですが、その時「これに出たい」と言ったそうです。私はあんまり記憶がなくて、何でそう言ったのかはわからないんですけど、きっとピンときたんだと思います。そして先日、夢だった『相棒15』にゲスト出演させていただけて……。「夢は願えば叶うんだ」と思いました。

――『相棒15』や『嫌われる勇気』などさまざまな話題作に出演していますが、女優という仕事の醍醐味は何だと思いますか?

普通は一つのお仕事しかできないですが、このお仕事をしていると、お芝居を通してどんな職業でも体験することができます。そこが普通の仕事とは違う、楽しいところです。


――逆に大変だと思うことは?

早起きですね……。私は全然起きられないので、母に起こしてもらいます。つい先日、ものすごく大きな音が鳴る目覚まし時計を買ったので、鳴ったら飛び込むように時計に向かい止めています。その目覚ましがあれば、これからは一発で起きられそうです。

――将来は、どんな女優さんになりたいですか?

映画『さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-』(2015年)で共演させていただいた永作博美さんのようになりたいです。その時は、撮影で1ヵ月能登半島に行っていて。主演の永作さんは珈琲店の店主役だったんですが、休憩時間にも私たちやスタッフさんに「皆さんどうぞ」って珈琲を入れて下さいました。演技はもちろんですが、周囲に気を遣っていらっしゃるところに感激しました。演技の面では、一つのことが得意というよりは、これが強みだけどいろいろな役ができるという女優になりたいです。

――今後挑戦してみたい役はありますか?

たくさんあって迷いますが、男の子役はもう一度やってみたいです。あとは学園ものにも出てみたいし、サスペンスやコメディもやってみたいです。

――では最後に、ドラマの見どころをお願いします。

最初、ブンちゃんは「一人でご飯を食べた方がおいしい」と言うんですが、いろいろな人と関わるうちに気持ちが変わります。ブンちゃんだけではなく周りの人も、人と関わって気持ちが変化していくので、どのように変わるのか注目していただきたいです。私の演じている凪くんの少年っぽい歩き方や仕草も、ぜひご覧下さい。