ツキノワグマの子育てを観察、驚きの生態が明らかに

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1月15日(日)の『NHKスペシャル』(総合、21:00~)は、栃木県西部の足尾に暮らすツキノワグマの生態を記録したドキュメンタリー「森の王者 ツキノワグマ ~母と子の知られざる物語~」を放送する。

森の王者と言われるツキノワグマ。しかし、警戒心が強くうっそうとした森の奥深くで暮らしているため、その生態はこれまでほとんど知られていなかったが、栃木県西部の足尾は、その謎に満ちた暮らしぶりに迫ることができる場所。銅山の開発のため、一時は森が壊滅的な打撃を受けはげ山となってしまったが、今、森が復活しはじめツキノワグマが毎年子育てを行い、多いときには3組もの親子の姿を同時に観察することができるまでになっている。

地元、日光市の動物カメラマン横田博さんは、28年に渡りこの地でクマの撮影を行ってきた。400時間を超える映像には、春、冬眠の巣穴から生まれてまもない子グマをつれて出てくる母グマの姿から、座り込んで2頭の子グマに同時に授乳するほほえましい姿など、これまで撮影されたことがない子育ての一部始終がとらえられている。また落石に巻き込まれて崖を転げ落ち九死に一生を得た子グマが成長、一人前のオスグマになるまでの長期にわたる観察ならではのドラマやオスの“子殺し”という研究者さえ知らなかった驚きの生態まで記録されている。横田さんが10年前に「次郎」と名付けて長く追い続けるクマを中心に、ツキノワグマの素顔を描く。

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