温水洋一、古典落語「釜泥」でアテブリ芝居

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とかく「長い」「単調」「難しい」と言われがちな落語に、完璧な「アテブリ芝居」をかぶせて、初心者でも「面白くわかりやすい新たなエンタメ」をめざす『超入門!落語 THE MOVIE』(NHK総合、毎週水曜22:50)。同番組は毎回、2席の落語を紹介。案内人役の濱田岳は、現代と江戸時代をつなぐ芝居で落語の「枕」の役割を果たしている。

1月11日の放送は、「釜泥」と「二番煎じ」を紹介。「釜泥」は、釜ゆでの刑になった大泥棒・石川五右衛門を慕う泥棒たちが、町じゅうの釜を盗みまわる事件がきっかけとなり、困った豆腐屋の老夫婦が、商売道具の釜を守るため一計を案じる……という内容で、落語を柳家三三が担当。温水洋一が豆腐屋のおじいさん役を演じる。

また、「二番煎じ」は、ある冬の夜の出来事。“火の用心”の夜回りの旦那衆。番小屋に戻って、用意してきた酒と猪鍋でからだをあたため始めるのだが、そこへ見回りの役人がやってきて……という内容。落語を三遊亭兼好が担当し、ダンカンが役人役を演じる。