謎多きユキヒョウの生態を最新機器がとらえた

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12月25日(日)の『NHKスペシャル』(総合、21:00~)は、誰も見たことのない地球の素顔を極上の映像で描いた大型自然ドキュメンタリー「プラネットアースⅡ」の第1集「極限の地のサバイバル」を放送する。

NHKとBBCが国際共同制作し、神秘と美しさにあふれる生命の星・地球を最高のハイビジョン映像で描き、大きな反響を呼んだ2006年。それから10年、ドローンや超小型防震雲台を駆使し“生き物の目線”もとり入れて、新たな地球の旅を紹介していく。

第1回の舞台は「高山」「砂漠」「熱帯の森」。限られた酸素、目まぐるしく変わる天候。ヒマラヤの急峻な峰で幻のユキヒョウに密着。普段は単独で暮らすヒョウたちが繁殖期に集まり、雌を巡って雄が争う様子などベールに包まれていた生態を紹介する。

また、世界最古の砂漠といわれるアフリカのナミブ砂漠では、ライオンの群れに遭遇。見渡す限り広がる不毛な大地で、キリンを襲う姿をとらえることに成功した。そして緑の魔境といわれる熱帯の森にも足を運ぶ。ライバルが多く熾烈な争いが絶えず繰り広げられる場で、多様に進化した生き物たちを紹介。巨大なワニを狩る猛獣ジャガーや、翼のように進化した皮膚を持ち、翼竜のように滑空するトカゲ。忍者のようにまわりに溶け込み姿を消すカエルや怪しい光を放ち獲物をとらえる昆虫などユニークな生き物が続々と登場する。