Chara「歌がダメだから続けられた」

漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの“こじらせ系”クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。11月26日の放送では、歌手のCharaをゲストに迎えてのトークで盛り上がった。

先週、Charaになりきって歌うChara選手権で盛り上がった千葉雄大を含む4人。サプライズゲストとしてCharaが登場し、全員で「やさしい気持ち」を合唱した後は、5人でのトーク。能町は涙を流しながら「(Charaと)目が合ってるんですよ。知ってます? どうしよう、何しゃべっていいか分からない」と緊張の真っ只中であることを明かした。

そんな4人をよそに、「今日、Charaっぽくしてきた」と髪型やファッションをChara風にしてきたと語るChara。さらに、「Chara自身もCharaを落とすみたいな感じにしないと。落とすというか、なりきるというか」と、その独特な歌唱法を解説した。

緊張で固まっていた能町が、久保から話を振られ、初めてCharaの楽曲に触れたときのことを回想。「ファーストCharaは高1か高2くらいで。YEN TOWN BANDだったかもしれないですね」と、映画『スワロウテイル』に登場したCharaのバンド名を挙げた。そして、「これがやりたくて。もう言うけど、当時男性だけど、これのボーカルがやりたいからバンドやってた」と告白。「20年近いキャリアがある」と生半可なChara好きじゃないことをアピールすると、本人からは「むしろCharaプロみたいな……長いね~。会えてなかったけど、繋がってましたね」という言葉が。これには、感動で再び目を潤ませる能町だった。

「青春はやっぱりCharaさんの音楽があった」という、比較的同世代の久保、能町、ヒャダインの3人。一方、まだ20代の千葉は、Charaから「若いのに。知ってた?」と聞かれ、「映画も観てましたし、勝手にですけど、秋はChara(の曲)とキンモクセイがセットになっていて」と答え、思い出の曲に「タイムマシーン」を挙げた。この曲のMVが流れると、「セリフ言ってから、すぐ歌に入るのが大変なんですよね。テンポがゆっくりだから息が吸えなかったりして」とChara。さらに、能町が「やっぱり(Charaの曲は)吸わないと酸欠になっちゃうんですよ」と語ると、本人も「わかる」と同意し、全員を笑わせていた。

ヒャダインから「ちょっと失礼かもしれないですけど、そもそも売れたいって気持ちはあったんですか?」と聞かれたCharaは、「売れたいって気持ちはありましたね、最初から。デビューしようって思ったのが、仕事を持たなちゃって思ったからだし、それは好きなことでやりたかった」と歌手になった経緯を明かした。そして、「歌が本当にダメだったから続けられたのかも。できなかったから一生懸命だった。歌は面白いし、まだたどり着けている感じがしない」とその思いを吐露。

久保からの「カラオケは行かれます?」という質問には、「なかなか無いんだけど、父兄の方と、(子どもの)学校の。やっぱり(自分の曲を)入れられるんですよね。でも歌ったら泣かれちゃって」とエピソードを披露し、さらにテレサ・テンの「償い」を歌ったことを明かした。

ここで、能町が「言うかどうか迷ったんだけど」と前振りをしつつ、あるエピソードを公開。「私、もともと男性だったんですよ。で、声が低かったんです。でもCharaさんの歌は出てたんです。あそこから地声出していけばいいと思って。あの声から、今のこんな感じの声になったんだけど。それを本人には申し訳ない気がしているから、本には違う人の名前を書いてたんです。だから、そこもあってすごく別格なんですよ」と告白した。

最後に、ヒャダインが「これからもChara選手権、続けていいですか?」と尋ねると、本人からは「ご勝手に」という返答が。これには全員爆笑しつつ「ありがとうございます!」と頭を下げたのだった。