新実彰平アナ、オーディションを勝ち抜き俳優デビュー「平凡な会社員生活が続くと思っていた」

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関西に暮らす人にとって交通の要である大阪環状線の各駅を舞台に、友情や恋模様、家族愛などを描いたオムニバスドラマシリーズ『大阪環状線~ひと駅ごとの愛物語』のPart2の制作が決定。1月17日(火)24時25分より放送がスタート。第8話「芦原橋駅編」(3月7日放送)に高橋愛と馬場園梓が出演し、さらにカンテレ入社5年目の新実彰平アナウンサーが役者デビューすることがわかった。

「芦原橋駅編」は、故郷である大阪・芦原橋を捨て上京したものの、離婚・失業・引きこもりを経験し、失意の中戻ってきた明子(高橋)が、駅前にある太鼓店で働く幼なじみのまる美(馬場園)と再会し、まる美の明るさに触れる中で少しずつ変わっていく様子を描く。

新実アナが演じるのは、明子の小学校時代の同級生で、明子が淡い恋心を抱いていた相手・松本健。新実アナは俳優も参加したオーディションで勝ち残り、役を射止めた。新実アナは「自分は平凡な会社員生活を送っていくと思っていたので、とても嬉しかったです」と振り返りつつも、「本読みの時に高橋愛さんがわんわん泣きながらセリフを読んでいるのを見て、“あ~えらいところに来たな”と思いました。“プロが命かけてやっている”というのをまざまざと見せられて、より緊張と恐怖心が増しました」とコメント。

起用を決めた大西文志郎監督は「容姿が役のイメージにぴったりだった」と語り、初の演技挑戦になる新実アナにみっちりと演技指導を行ったという。新実アナは「“ホンマに高橋愛さんのことを思って、優しく接することが何より大事だ”と監督に言われたので、余計なことを考えずにやりたいと思っています」と意気込んで撮影に向かった。撮影初日を無事に乗り切った新実アナは、「演技は頭で考えるのではなくて、目の前の相手のことを考えないとできないので、難しかったです。感じたことのない疲れを感じました」とほっとした表情を見せた。

また、「弁天町駅編」、「桜ノ宮駅編」の撮影も終了。「弁天町駅編」にはベテラン女優のキムラ緑子、波岡一喜が出演し、本音を明かせない不器用な親子愛を明るく描く。そして、「桜ノ宮駅編」には、新進気鋭の女優、高月彩良と阿部純子が共演。女子高生たちが学生時代にやり残したことに挑戦する夏休みの一日を体当たりの演技で表現している。そのほか、豪華キャストで全10話にわたり放送される。

『大阪環状線~ひと駅ごとの愛物語』は、1月26日に放送された大正駅編「新しい海の出現」が、2016年日本民間放送連盟賞番組部門でテレビドラマ番組優秀賞を受賞することが決定している。