篠原涼子、SPドラマで1人2役に初挑戦『愛を乞うひと』今冬放送

女優の篠原涼子が、2016年冬に読売テレビ・日本テレビ系で放送される『愛を乞うひと』で、7年半ぶりにスペシャルドラマの主演を務めることが決定。1人2役に初挑戦することがわかった。

原作は下田治美による同名小説で、「母娘の絆」をテーマにした究極のヒューマンドラマ。幼少時代に母親から凄惨な虐待を受け、愛に飢えていた一人の女性が、本当の自分を取り戻していくストーリーで、「愛すること」とは何かを問いかける。主人公・照恵は、高校生の娘・深草と二人暮らし。ある日、照恵は生き別れた弟・武則との再会をきっかけに記憶の底に押し込めていた凄惨な幼少時代を思い出していく。さらに、照恵は深草の後押しもあり、亡くなった父親の遺骨を探しに父親の故郷・台湾へと渡る。そして照恵は、今まで知らなかった母親の真実と向き合うこととなる……。

今回のドラマ版で篠原は、“愛され方を知らない娘”照恵と、照恵の幼少時代に虐待を続けた“愛し方を知らない母”豊子の2役を演じる。劇中では、現代の照恵を軸に、幼少時代の回想シーンも並行して描かれていく。照恵は、虐待を受けていた過去を持ち、どこか控えめな女性だが、一方の豊子は、篠原がこれまで演じたことのない気性の激しい役。物静かな照恵と攻撃的な豊子という両極端な2役を、篠原がどのように演じ分けるのかに注目が集まりそうだ。撮影は既に終了しており、台湾でのロケも行われたとのこと。

本作への出演について、篠原は「映画版を拝見させて頂いた時に衝撃を受けて、大変興味を持ちました。役者さんという仕事を続けていられるのであれば、いつかめぐりあってみたい作品でしたので、出演が決まったときは、とても嬉しかったです」と語り、「今の世の中で意義のある作品だと思いますし、視聴者の皆さんの琴線に少しでも触れられるように、精一杯チャレンジしました」と撮影を振り返った。また、初の1人2役については、「かなり難しいと思っていたのですが、それぞれの役が濃厚でしたので、大変やりがいがあり、充実した日々を過ごせました。特に豊子は私の好きな役柄で、照恵のシーンの時は、“豊子にもう一度戻りたい”と思ってしまうぐらい(笑)。全く真逆のキャラクターなのでストレスも溜まらないというか……。甘いものばかり食べていると、辛いものを食べたくなるときありますよね? そんな感覚です(笑)。なかなかできない経験だと思いますし、良い機会をくださり、良い時間を与えて頂き、心から感謝しています」とコメント。

そして、「この作品に参加させて頂きたかった理由の一つに、残念ながら虐待というものが社会問題になっていて、世の中の人たちに少しでもいいから何かを感じとってほしいという思いがありました。1シーン1シーンを無我夢中で大切に噛みしめながらやらせて頂いたので、本当に1人でも多くの方に見て頂きたいです。監督も自信を持って世に送り出せる作品になったとおっしゃっていましたし、放送がとても楽しみです。こんなに楽しみなのは、今までなかなかなかったですね(笑)」と、視聴者にメッセージを送った。

また、田中雅博プロデューサーは「篠原さんを中心に、キャスト・スタッフ一丸となって制作した渾身のドラマです。悲しい事件が後を絶たない今の社会にあって、ストレートなテーマを真正面から描きました。胸打たれるシーンがたくさんあります。篠原さんの全身全霊のお芝居を、素晴らしい映像とあわせてご覧頂ければと思います」と語った。

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