石原さとみ主演、戦艦武蔵をめぐる数奇な運命をドラマ化

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9月3日(土)の『NHKスペシャル』(総合、21:00~)の枠で、石原さとみを主演に迎えた「ドラマ 戦艦武蔵」が放送される。同ドラマは、去年3月、フィリピンのシブヤン海で、71年ぶりに発見された巨大戦艦武蔵の元乗組員と遺族の魂の交流を描いた人間ドラマ。

太平洋戦争の終わりごろ、絶対沈まない軍艦と言われながら、アメリカ軍の攻撃で40発を越える爆弾・魚雷を受け撃沈された世界最大の戦艦武蔵。この戦いを生き延びた元乗組員や戦死者たちの遺族にとって、武蔵の発見はその心を大きく揺さぶるものであった。夫や父がどこでどのように死んだのか知りたいと願ってきた者、自分だけが生き残ったという罪の意識に苛まれ続けてきた者、不沈艦武蔵の沈没を認めず今回の発見を否定し固く心を閉ざす者……。

今回石原が演じる真中麻有(28歳)は、東京・北区の高齢者施設「ひまわりの里」に勤めている介護士。幼い頃からおばあちゃん子で、祖母のふみとは今でも大の仲良し。麻有は、ある人物を探しに四国に旅に出た。麻有が探しているのは、武蔵の元乗組員の木山三男(津川雅彦)。実は、麻有の祖父・俊之は戦艦武蔵の元乗組員。その祖父がどのような最期を遂げたのかを知りたいと、年老いた祖母・ふみ(渡辺美佐子)とともに旅に出たのだ。お遍路に出ていた俊之の戦友、木山を何とか探し当てたふたり。そして、そこに現れた謎の若者、篠原徹(勝地涼)。木山から聞かされたのは、思いがけない事実だった。

封印を解かれた70年前の記憶。祖父が愛する人のために残した最後のメッセージが今明かされる……。