生涯現役!漁師としても活躍する80歳トドハンターの夏に密着

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7月17日(日)23時25分放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)では、今年2月に特集されたトド猟師・俵静夫さん(80歳)の夏に密着する。

北海道は宗谷岬の北西に位置する礼文島。どこまでも深い青をたたえる幻想的な海を持つこの島では、年に一度、美しい自然と海の恵みに感謝する祭が行われている。俵さんは、ここで毎冬過酷なトド猟を続けているが、実は“漁師”として夏場も盛んに海へ出ている。日本最高級として有名な利尻昆布、旬のウニ、そしてナマコ……海を庭として育ち、海を知り尽くしているからこそ、他の漁師のように養殖でなく天然物だけを狙う。昆布も一本一本を傷つけたくないように丁寧に鎌で切り取るため、格付けも良くなるという。

しかし昨年、俵さんは炎天下で倒れ、脱水症状になり病院に担ぎ込まれた。近所の人からは「もう年なんだから……」と心配されるが、俵さんは「俺は昔からこのやり方。これしかできねえんだ」と前を見据える。

また、冬のトド猟への準備も忘れない。休猟期も銃の手入れを欠かさず、疲れた時はこっそり取ってあるトド肉を頬張る。傘寿を超えた今、俵さんはいつまで現役でトド撃ちを続けるのか。心と体の準備の様子から、生涯現役を目指す孤高の姿、変わらぬ老翁の島での暮らしを追う。