窪田正孝「気がついたら涙が流れていた」映画『MARS』の演技が話題に

藤ヶ谷太輔窪田正孝のダブル主演で、伝説の少女コミックを実写映画化した『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』(公開中)。この度、窪田が圧倒的な演技力をみせている、クライマックスシーンの場面写真が公開された。

原作は、1996年から2000年まで「別冊フレンド」(講談社)にて連載された「MARS」。それまでの少女漫画では描かれなかったディープなテーマや世界観が話題を集め、連載当初から少女漫画の枠をこえた“究極の恋愛漫画”として圧倒的な人気を獲得。累計発行部数500万部を超える、惣領冬実による伝説的な少女漫画だ。物語は、海辺で樫野零(藤ヶ谷)と麻生キラ(飯豊まりえ)が奇跡的な出会いをするところから始まる。過去に心の傷を抱えながら孤独に生きてきた2人は惹かれあい、恋に落ちる。そこに、零の死んだ弟・聖(前田公輝)の親友、桐島牧生(窪田)が現れる。零とキラのよき理解者であるように見えた牧生は、実は零の持つ秘めた一面「怒りに火がつくと抑えられない激しい凶暴性」に強い憧れを抱いていた。しかし、キラと一緒にいることで「大切な人を守る真の強さ」に気付きはじめた零。牧生は、そんな変わっていく零を許せず、キラの忌まわしい過去を突き止め、2人を引き裂こうとする。零は心の葛藤に苦しみながらもキラを想うが、キラは深く傷つき零に触れることさえできなくなってしまう。しかし、零とキラの親友、晴美や達也の支えもあり、2人は互いに「たったひとりの存在」であることを感じ始める。そんな中、牧生の行き過ぎた零への想いは、純粋すぎるがゆえに残酷な愛へと変わり、零とキラ、そして牧生の運命に衝撃的な結末を引き寄せようとしていた……。

映画が公開されると、中毒性を帯びる衝撃的なストーリー展開と、心に傷を抱えた深みのあるキャラクターたちに惹きこまれる人が続出。リピーターも多く、「観るたびに違う発見がある」と5回以上も映画館に足を運ぶ熱狂的なファンが現れるほど、注目を集めている。ラブストーリーといえば、女性を取り合う男性が2人という構図が一般的ではあるものの、『MARS』では、その常識を覆す三角関係が最大の見どころ。その三角関係を生み出すキーマンである牧生を、変幻自在な若手俳優・窪田が熱演している。

牧生役について、窪田は「サイコパスと表現されることが多いが、純粋に零を想う気持ちが強いだけ。自分が一番の理解者になって演じようと思った」とコメント。零と対峙するクライマックスについては、台本に書かれていないにもかかわらず、「泣くつもりは無かったけれど、気がついたら涙が流れていた」と語っている。

窪田について、キラ役の飯豊は「映画を観て、牧生のシーンで自然と涙が溢れ、彼を応援したくなった」と、その演技力の高さに感銘を受けた様子。また、耶雲哉治監督も「窪田くんは努力も出来る天才型の役者。牧生を演じられるのは彼しかいない」と大絶賛している。