氷室京介ドキュメンタリー映画が公開 山崎大介監督のコメント到着

7月1日(金)から2週間限定で劇場公開される、トップアーティスト・氷室京介に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”(THEATER EDITION)』。この度、6年間に渡る取材をもとに、本作を完成させた山崎大介監督がコメントを寄せた。

『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』は、2010年からの6年間、およそ180時間に及ぶ密着映像と、トータル6時間以上にわたるロングインタビューを交えたドキュメンタリー作品。現在、動画配信サービス「Hulu」にて「第一部/to turn 50」、「第二部/IF YOU WANT」が配信されており、「第三部/decision」(9月上旬予定)の配信も決定。その総集編として「THEATER EDITION」が、全国32館の劇場で公開される。

2016年5月23日に行われた『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』東京ドーム最終公演を最後に、音楽界に多くの伝説を残し、常にトップスターで在り続けた氷室がステージを降りた。「彼はなぜその決断をしたのか」。氷室自身から発せられる数少ない言葉を頼りに、多くのファンは様々な思いを巡らせていた。そこで、次第に明らかになる「聴力の問題」「遠く海を隔てて体験した東日本大震災」「無念のステージとなった2014年の横浜スタジアム」といったエピソード、ファンへの思い。彼はいつも何かを背負い、受け止め、そして一人で決断していた。この激動の6年間の「氷室京介」にまつわる事象の裏で、1台のカメラがその姿を捉え続けていた……。

監督を務めた山崎は「180時間もの撮影はどこも内容が濃く、編集してどこをピックアップするかを決めていくのが一番の苦労だった」と振り返る。また、雷雨による中断を挟んだ「2014年の横浜スタジアム」でのライブのワンシーンを挙げ、「まるで『明日のジョー』のシーン。荒天の状況で、氷室さんはファンを思って中止を考えている状況と、ファンは誰も帰らずに待ってくれている、あの時間。氷室さん本人に聞いたわけではないが、あそこでリベンジ(=LAST GIGS)を考えた時なのではないかと感じた瞬間です」とコメント。

そして、「ロサンゼルスの自宅で取材させて頂いた際、“わざわざ俺のために来てくれたんだから”と言って、キンキンに冷えたペットボトルの日本茶を用意してくれたり、とてもお気遣い頂きました」と、氷室との印象的なエピソードを紹介した。

このほか、作中では「迫力のライブ映像」や「楽屋での裏話」なども交えつつ、氷室の「音楽・ライブパフォーマンスへのこだわり」「スタッフへの気遣い」といった、知られざる一面が鮮明に映し出されている。さらに、監督の取材の模様はドラマパートで再現されており、「監督」役として『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』、『リップヴァンウィンクルの花嫁』など岩井俊二作品の常連である郭智博が出演していることも判明。臨場感溢れる監督心理も描かれている。