美空ひばり、目撃者2千人「幻のラストステージ」の真相が明らかに

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6月22日の『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(BSプレミアム、毎週水曜21:00)は、「女王 美空ひばり 魂のラストステージ」を放送する。同番組は、人々が固唾を飲んで見守った、あの“出来事”について、残された映像や決定的瞬間を捉えた写真を、最新ヴァーチャルで立体的に再構成し事件の側面に迫るマルチアングルドキュメンタリー。

昭和63年春。大病を克服した美空ひばりは、東京ドームで華々しく復活をアピールした。これが最後のステージと思っている人は少なくない。だがその翌年、死のわずか4か月前、命をかけた幻のラストステージがあった。平成元年2月7日、北九州小倉。その姿を見た客は2000人。映像記録は一切残っていない。このステージに、ひばりは何を懸けていたのか?

病状が逼迫していたひばりは、それでも病をおして、舞台に上がった。誰もが目を見張った女王の姿……。このコンサートの様子が、バンド指揮者のチャーリィ脇野が録音したカセットテープに唯一記録されている。異変に気づいたスタッフ、中止か続行か葛藤する息子、ひばりの想いを知るレコード関係者たちの新証言も明かされる。女王ひばりが43年の歌手人生に幕を閉じた幻のラストステージ、その全貌に迫る。