ヒョウ親子の意外なサバイバル術をカメラがキャッチ

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6月6日の『ワイルドライフ』(BSプレミアム、毎週月曜20時)は、「アフリカ ボツワナの平原 ヒョウ親子が巨大ナマズを狩る」と題して、ヒョウの親子の記録を放送する。

アフリカ南部ボツワナにある世界最大の湿地、オカバンゴ湿地の北を流れるサヴティ川。広大なサバンナ地帯を流れる川で、乾季と雨季では水の変動が大きく、緑の大地から砂の大地へ環境が激変する。その変化は生きものたちにとって厳しいものだが、大きな恵みももたらす。ボツワナで生まれ、オカバンゴの動物を撮影し続けているブラッド・ベステリンクさん。あるヒョウ親子に接近を許された稀有(けう)なカメラマンで、サバンナで生き抜く姿を2年間に渡って追跡、知られざる生態を数多く撮影することに成功した。

ヒョウは有能なハンターだが、大きな獲物を狩ることはめったにない。さらにライオンやリカオンにも狩りを邪魔されるのでいつも食料不足に悩んでいる。その中で、ヒョウの意外なサバイバル術が初めて捉えられた。それは“ナマズ狩り”。水中にすむ魚、それも自分の体の半分ほどの巨大魚を、格闘しながら仕留める。食料不足の中で新たに編み出した技は親子で修練を重ね日に日に上達していく。子供が独り立ちするまで、たくましく生きるヒョウ親子の詳細な記録を2年間にわたってつづる。