勝地涼が「赤シャツ」の孫役で主演『“くたばれ”坊っちゃん』

勝地涼を主演に迎えた愛媛発地域ドラマ『“くたばれ”坊っちゃん』が、6月22日(水)22時から放送される。同ドラマは、NHK松山放送局が開局75周年を記念したもので、全国有数の観光地・愛媛県松山市が舞台。主人公は、夏目漱石による小説『坊っちゃん』で坊っちゃんに成敗された“赤シャツ”の孫。30日に渋谷の同局にて試写会が行われ、勝地をはじめ、瀧本美織、脚本家の武藤将吾が出席した。

主人公・矢崎純平を演じる勝地は、「とにかく武藤さんの台本はおもしろくて、そしてちょっと感銘を受ける部分がありました。それは瀧本さん演じるゆかりが言う“松山の人間は(転んでも)ただでは起きんから”という台詞と、山﨑努さんが演じる謎の老人が“全部捨てて、何度だってやり直すんだ。それが人間だろう”という台詞なんですが、自分自身が役者として壁にぶつかったりだとか、もちろん普段の生活でも、苦しいことだったり、挫折することもあったりするんですけど、それでも前に進もうっていう前向きな気持ちの台詞に、とにかく共感しました。これは誰しも、仕事をしている方だったらみんなが共感できる、普遍的なテーマだなと思ったりもしたので、多くの方に見ていただいて共感していただいて、“またあしたから頑張ろう”という気持ちになっていただけたらなと思って、やらせていただきました」と、語った。

高砂ゆかりを演じる瀧本は、「今回初めて松山に滞在して、ずっと気候も穏やかで、暖かくて、町並みもすごくきれいですし、おいしい物もたくさんあって、純粋に「この町が好きだな」と思いました。それからドラマを見て、世代の違う2人がぶつかり合うとこんなにもおもしろい化学反応が起こるんだなって思いました。あしたからまたエネルギッシュに毎日頑張ろうって、このドラマを見た方の活力になればうれしいです」とアピールした。

物語は、主人公の矢崎純平(27)が10年ぶりに生まれ故郷・松山へと戻ってきたところからスタート。小説『坊っちゃん』の中で坊っちゃんに成敗された赤シャツの孫として、幼いころから白い目で見られ続けたこの街を恨んでいた。そんな純平に、実家へと向かう路面電車の中で因縁をつけてきた一人の老人……もしかして、彼はかつて松山で縦横無尽に暴れた“坊っちゃん”なのか!? 宿命を感じずにはいられない純平は、老人の横暴な態度に怒りを募らせていく。その頃、松山のシンボルである道後温泉本館は、改築から120年がたち、改修工事を控えていた。それをきっかけとした町おこしの大きな渦へと巻き込まれていく、純平と“坊っちゃん”。はたして宿命の二人の行く末は……?

夏目漱石没後100年の今年、あの名作『坊っちゃん』が、全く新しいドラマとしてどう現代によみがえるのか。松山のロケーションも見どころだ。