満島ひかり、黒柳徹子のヘアスタイルで会見『トットてれび』スタート

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満島ひかり黒柳徹子役で主演する『トットてれび』が4月30日(土)からスタートする。同ドラマは、テレビとともに歩んできた黒柳徹子のエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」を原作に、中園ミホが脚本を担当する。テレビ放送が始まった昭和28年にNHK専属テレビ女優第1号となって以来、テレビとともに歩み続けてきた黒柳。ドラマではテレビ草創期から「徹子の部屋」、「ザ・ベストテン」の時代まで、森繁久彌、渥美 清、坂本 九、向田邦子といった、そうそうたる面々との交流や友情を描いていく。21日に渋谷の同局にて試写会が行われ、満島と黒柳はおそろいの“徹子スタイル”で出席した。

主演の満島は、「まさか黒柳徹子さんの役をやることになるとは思いませんでした。「テレビでもう一度遊びたい」と演出の井上剛さんがおっしゃって、私もテレビで遊んでみたいと思い、徹子さんが生きてきた人生をちょっとお借りして、現代でどれだけテレビの中で遊べるかやってみようと、頑張っているところです。再現ドラマになってしまうのも怖いですし、黒柳さん、渥美さん、森繁さん、みなさんすごい方なので、そのパワーを自分たちがどれだけ画面のなかで出せるのか考えた時に、自分たちの力をもって体験していくしかないという気持ちで、半分は徹子さんの役、半分は自分がただ体験してあたふたしているだけ、という状態が毎日撮影現場で続いています」と語った。

また、“100歳の”黒柳徹子役で登場する黒柳は、「私の書いたものがドラマになるなんて、夢にも思っていなかったのですが、満島さんが私をやって下さるならいいですと言いました。第1回を拝見して、オーディションをしている時に「違う役をやりたいな」というセリフが、本当に私が言いそうなことで、おもしろかったです。私も出ていますが、「この人は何なんだ!」と自分のことを見て思いました。何しろ明るいドラマで、見ていて笑いましたので、相当おもしろいと思います。皆さんおもしろそうなことをどんどんやっていただけたらうれしいと思います。私がNHKに入ったころ、みんなもおもしろいものを作ろうと一生懸命で、そういった方たちへのお礼もこのドラマの中に込められているんだろうと思います」と述べた。

ドラマには、黒柳と交流のあったそうそうたる面々を演じる出演者として、渥美清役に中村獅童、向田邦子役にミムラ、森繁久彌役に吉田鋼太郎らが集結。実力派キャストの共演にも注目が集まる。土曜ドラマ『トットてれび』は、NHK総合で毎週土曜20時15分から連続7回で放送。