実用化間近 360度が別空間のバーチャル・リアリティ開発最前線

公開: 更新:

最先端の科学と技術を紹介するテレビ番組『サイエンスZERO』(Eテレ、毎週日曜 23時30分~)。3月27日は「“超”仮想現実にようこそ!バーチャル・リアリティ開発最前線」を放送する。

現実にない世界を存在するように見せる技術“バーチャルリアリティ”。今回は、日本のバーチャル・リアリティの先駆的な研究者、東京大学の廣瀬通孝教授を招き、その世界を紐解いていく。

これまでもゲームの世界を中心に自動車設計や分子構造のシミュレーションなどに利用されてきたが、今、この“バーチャルリアリティ”の世界に革新的な技術が次々と生まれている。

その代表格が、“没入型ディスプレイ”という「仮想3Dメガネ」。このメガネを装着すれば360度が別空間に早変わり。家にいながらスキーができたり、ありもしない建築物に入って行けたりと、もはや現実との区別がつかないほどの超仮想現実空間に没入することができるのだ。

スタジオでも、南沢奈央がバーチャル・リアリティでスキーのジャンプ体験。まるで本当にジャンプしているかのような”没入感”が生まれる。また、五感さえもバーチャルで再現しようという研究も進んでおり、特殊な装置をつけてのボクシング体験では、仮想のサンドバックをたたくと、本物のサンドバックをたたく“触覚”が……。実用化へ向けた動きも加速するバーチャルリアリティ技術の開発最前線に迫る。