爆笑問題が陸前高田を訪問、人々の本音に迫る

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爆笑問題のふたりが毎回、普段は入れないところに潜入し、外からはうかがい知れないディープな裏側を探り出す教養エンターテインメント番組『探検バクモン』(NHK総合、毎週水曜 22時55分~)。3月9日は、「爆笑問題、陸前高田をもっと行く」と題して、復興事業の最前線に迫る。

町の中心部には、12mの巨大な土の山。学校の校庭に暮らす人々。サンドバックを殴る子どもたち……これらの光景が広がるのは、岩手県陸前高田市。未曽有の大災害、東日本大震災によって“被災地”と呼ばれ、誰もが復興を願った、あの場所だ。あれから5年が経った今、町では総事業費1600億円という、被災地の中でも最大の復興事業が進められている。その最前線を探検。山一個を丸ごと切り崩す工事の全貌とは? そして、いまだ町に家が建てられない中、商店主や住民たちは、プレハブの建物で生活を営んでいる。

今回は、爆笑問題が、この場所を体当たり取材する。「この町で商売は成り立つのか」「人が人生の中で仮設住宅に5年も暮らしていいのか」。その答えのなかに、震災を経験したからこその商売方法や、人が支え合って生きていくための知恵がある。さらに、親を亡くした子どもたちのための居場所も訪問。そこは、「火山の部屋」「おしゃべりの部屋」など、悲しみと向き合うための工夫が施されていた。深い悲しみを抱えた人と“寄りそう”ということとは……。奪われた者の大きさも、悩みも人それぞれのはずが、「被災者」「被災地」とひとくくりにされてしまう人々。一人一人のホンネに爆笑問題が迫り、「震災」が人々にもたらしたものは何かを考えていく。