逆境を乗り越えるには? 岡本太郎の生き様に学ぶ

公開: 更新:

仕事で悩んだり、壁にぶつかったり……。そんな悩みを解決すべく、歴史上の人物の知恵と行動から探っていく番組『先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(NHK Eテレ、毎週火曜22時)。3月1日は、「岡本太郎 “爆発”への道」を放送。番組では、独創的な作品と名言で、今なお若者たちの熱い支持を集める芸術家、岡本太郎を2週連続で取り上げる。

“芸術は爆発”だという自信に満ちたキャラクターで知られる太郎。しかし少年時代は逆境の連続。漫画家の岡本一平と歌人のかの子という芸術一家に生まれた太郎は、幼い頃から「自分に正直であれ」と教え込まれるが、通い始めた小学校で強いられたのは「ルールと慣習に従うこと」。家庭と学校の価値観の違いに板挟みとなって周囲に溶け込めず太郎は転校を繰り返し成績もビリとなる。その後、芸術家を目指しパリに住み始めるが、ここでも打ち込みたいものが見つからず筆を折ることに。そんな太郎が逆境を抜け出せたのは「迷った時はとことん迷え!」「最も危険な道を選べ!」という2つの劇薬のような人生術だった。

太郎はいかにして自分の道を見いだしていったのか? 卒業、就職のスタートとなる3月、今も人々を鼓舞し続ける岡本太郎をとりあげ「挫折克服」の極意に迫る。