爆笑問題のふたりが毎回、普段は入れないところに潜入し、外からはうかがい知れないディープな裏側を探り出す教養エンターテインメント番組『探検バクモン』(NHK総合 毎週水曜 22時55分~)。2月24日は、「養老孟司の虫御殿」と題し、箱根に佇む養老孟司の“トンデモ別荘”を探検する。
この別荘、建物内に足を踏み入れた途端、壁一面を覆い尽くす膨大な数の木箱に圧倒される。実は、すべて虫の標本箱だ。解剖学者の養老は大の虫好きで、余生をとことん虫に捧げるための“虫御殿”を作り上げていたのだ。
御殿内には、こだわりの昆虫採集グッズも常備。5メートル以上伸びる巨大網や、小さな虫を吸い取る謎の吸引器といった、面白道具がズラリと並んでいる。
養老は、カブトムシやクワガタといったスター昆虫には目もくれず、一般的には人気薄な「ゾウムシ」ばかりを、一心不乱に追い求めてきた。ひとえに「ゾウムシ」と言っても、世界各地で採れたゾウムシたちは、それぞれ色や形、大きさまで実にバラエティ豊か。御殿内に設けた研究室で、養老はそれらを1匹1匹、片っ端から標本にしていく。 汚れの付いた虫を綺麗にし、形を整え、針を刺して固定するまでの一連の作業には、医療現場で使われる顕微鏡から時計職人が使うピンセット、果てはタコ焼き用のホットプレートまで、養老のお眼鏡に叶ったあらゆる品々が用いられていた。
さらに、一行は冬なのに昆虫採集へ向かうことに!? 森の達人・養老が、冬ならではの虫採りの極意を伝授する!