少子化が加速すると経済が失速、安心して子育てできる世界とは?

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2月20日(土)の『NHKスペシャル』(NHK総合 21時)は、「超少子化 安心子育ての処方せん」を放送。日本の未来の姿をシミュレーションし“私たちのこれから”に向けて、対策を探る。

今回のテーマは少子化。50年後の人口が8600万人にまで減るといわれている日本……。国の研究所は1億人の維持には、2030年に出生率1.8、その後2.0が必要としている。しかし、現在は1.42、さらに男女の未婚が進み、出産どころか結婚から遠ざかる人が増えている。大きな理由の一つは金銭的な余裕のなさ、背景には非正規雇用の増加があるとする専門家も多い。このまま少子化が続けば働く人の数が減り、経済は失速、「先進国から脱落する」ともいわれている。大切なのは、子どもを産み育てたいという希望をかなえるための環境整備。

番組では、子育て支援の「お金」や、長時間労働や育休など「働き方」の問題について、市民と専門家を交えて徹底討論、安心して子育てができるようになるための処方せんを探る。

また、放送中に視聴者参加を呼びかけ、番組中の「気になる場面」などを選ぶ「ライブ投票」を実施、ツイッターやメールで寄せられる意見や質問も紹介し視聴者と一緒に考えていく。