映画『猫なんかよんでもこない。』の初日舞台挨拶が1月30日、TOHOシネマズ新宿にて行われ、主演の風間俊介をはじめ、つるの剛士、松岡茉優、監督の山本透、原作者の杉作が登壇した。

30万人が泣いた実話を基にした大人気コミック『猫なんかよんでもこない。』（実業之日本社）を実写映画化した本作。ボクシングに人生を捧げる三十路寸前の男・ミツオ（風間）と、拾われてきた子猫“チン”と“クロ”のかけがえない猫デイズを描いた、感動のニャンダフル・ストーリーだ。

撮影を振り返り、風間は「撮影の中で、本当にあいつら（猫）と一緒に生活していた感覚。ミツオがクロをトレーニングしているシーンがあって、途中で“サボるなよ”と言ってその場を離れるのですが、僕がいなくなったらクロが本当にサボるような仕草をしていて。アドリブもいける天才だと思ったんです！」と猫にメロメロの様子。また、つるのが「眠るシーンで猫たちが中々いう事を聞かず、待っている間に本当に寝てしまったことがありました（笑）」と明かすと、風間が「つるのさんのいびきでNGが出た事がありましたよね（笑）」と裏話を暴露し、会場からは爆笑が巻き起こった。

そんな中、本作の主題歌「Morning sun」を歌うガールズバンド・SCANDALがステージに登場。ドラムのRINAは「ミツオは最初猫が苦手ですが、苦手なものが大好きになる、誰かを大切に想う気持ちを込めて、この歌を作りました」と楽曲に込めた思いを語り、風間は「幸せになれる無防備な時間を歌った曲で、この作品にぴったり。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。

最後に、風間は「こんなにも素敵な作品がついに公開を迎えました。つらい時そばにいてくれる、大切な存在との関係を描いた作品なので、ぜひ自分のを隣でいつも支えてくれている方と一緒に観に来てくださると嬉しいです」と集まった観客たちにメッセージを送った。