片平敦気象予報士「役立つ知識を!」初冠番組で“気象”についての疑問を大募集

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「命を守る」をキーワードに、「気象災害」をテーマにした防災特番『ワンダー防災SP 関西を襲う“大水害”~気象予報士・片平敦の「その時、命を守るには」』を、関西テレビで1月11日(月)15時30分よりに放送。6日、記者会見が行われ、ナビゲーターを務める気象予報士・片平敦が、「1時間の番組をさせていただくなんて、“気象(きしょう)”予報士にとって、“希少(きしょう)“価値が高いことです(笑)」と、初の冠番組へむけて得意のダジャレを交えて意気込みを語った。

「人の命を守る気象解説」がポリシーだという片平。「今回初めて自身の名前の冠がついた特別番組を担当することになり、大きなプレッシャーを感じています」と語りつつ、「反面、いよいよやらせていただける時が来たと、身の引き締まる、背筋のシャンとするような思いもあります」と意気込みは十分。「2011年には東日本大震災が起こり、その半年後に紀伊半島で豪雨水害がありました。実は当時、“近年、稀に見るような災害が起こる恐れがあります”と、かなり踏み込んだ内容を事前にお話ししていましたが、大水害は起きてしまいました。自分の無力さを痛感し、また“どうすれば大勢の命を救えたのだろう”とこの3~4年悩んできました」と胸中を明かした。

昨年、鬼怒川決壊の原因となる大雨を降らせた「線状降水帯」が発生しやすいのが、実は淀川流域で、淀川の堤防が決壊すれば、大阪の繁華街は5メートルも水に浸かるという想定も出されている。その時、いかに素早く、正しい避難行動を取る事ができるかが明暗をわけることになる。片平は、災害時に実際に気をつけるべきことについて「自分の住んでいる地域の危険な場所をあらかじめ知っておくこと。そして天気予報を見ましょう」と語り、「この番組をご覧になっている関西の方、そしてそのご家族の命を守るために、役立つ気象の知識をお伝えできたらと思っています。これから起こる気象災害では、一人でも多くの命を救うことにつながる番組にできればと強く願っています」とメッセージをおくった。

番組では、視聴者が片平気象予報士に聞いてみたい「気象・災害情報のこのコトバが分からない!」「台風情報の見かたを教えて!」といったギモンをメール・FAX・Twitterで募集中。詳しくは番組公式ホームページをご覧いただきたい。