鈴木京香「女性特有の心情が描かれている」角田光代原作「平凡」を瀬々敬久監督がSPドラマ化

女性作家の傑作短編小説3作品をフジテレビが映像化するスペシャルドラマ『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』を、2016年1月4日(月)21時から放送。その第3話として、角田光代原作の「平凡」(新潮社刊『平凡』所収)に鈴木京香、寺島しのぶらが出演する。

宮本紀美子(鈴木京香)は、結婚生活も20年を越えた主婦で、子供はおらず、夫(寺脇康文)との会話の中に子作りの話題が出なくなって久しい。紀美子がテレビをつけると、紀美子の中学・高校の同級生で、料理研究家として活躍する榎本春花(寺島しのぶ)が出ていた。そんな春花に会えば、退屈な毎日から脱却できるのではと考え、ツイッターを介して連絡を取る。しばらく返信はなかったものの、突然、春花から「会いたい」というメッセージが入る。喫茶店で20年以上ぶりに再会を果たす二人。思い出話に花を咲かせる中、突然、春花が「私、人を殺したかも」とつぶやき、物語は思わぬ展開を迎える。

また、紀美子と春花の高校時代の教育実習生・宮本に染谷将太が登場。近作に映画「アントキノイノチ」(2011年)、映画「スレイヤーズ・クロニクル」(2015年)などがあり、来年には映画「64-ロクヨン-」(前編・後編)の公開を控える瀬々敬久が務める。

鈴木は、台本について「原作とはだいぶイメージが変わった印象でしたが、年月を越えて“女性の友情”はどう続いていくのか、またどういう思いで対面し、再会を果たすのかなど興味深い内容は同じです。幼なじみは私がテレビや映画などに出る仕事に就いたことを、どう思うのかと想像しながら、役のことを考えました」と語り、「お互いに友情のかけがえのなさを感じているからこそ、会うまでは緊張するし、自分がつまらない大人になっていると思われたくないからこそ、少し背伸びもする……。と、女性特有の心情が丁寧に描かれていると思います」とコメント。寺島は、演じる春花について「二つの顔を持っている女性」だと語り、「華やかな春花役が、私でいいのかなと思いました」とコメント。「紀美子と春香、二人の女性の生き方や関係性など、どこか共感していただけるところがあるのではないかと思います。ぜひドラマをご覧いただきたいです」とアピールした。

そのほか、『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』では、永作博美らが出演する湊かなえ原作の「ムーンストーン」(ハルキ文庫刊『サファイア』所収)、土屋太鳳らが出演する三浦しをん原作の「炎」(新潮文庫刊『天国旅行』所収)をドラマ化。それぞれの作品に、三浦友和が刑事として出演し、全く異なる3作品を連結させ、各作家の独立した短編作品が、まるでリレー小説のように一連のドラマとして連なりを見せることもこのドラマの見どころの一つとなっている。