そこまでわかるの!? 筆跡鑑定が殺人事件を暴く

公開: 更新:

複数の筆跡を比較し、それを書いた人間が同一であるか否かを識別する「筆跡鑑定」。筆跡上に個性として現れる筆者の“筆癖”から文字の筆順、筆記具などを考慮して総合的に判定していくもので、数々の刑事事件や裁判で活躍する鑑定法の一つだ。

沢口靖子が主演するドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜 20:00~)でも、筆跡鑑定に関するエピソードが登場。このドラマは、沢口演じる京都府警科学捜査研究所法医研究員の榊マリコが、"科学"を武器に凶悪化・ハイテク化が進む犯罪に立ち向かう、木曜ミステリー屈指の人気シリーズ。11月12日(木)に放送される第4話では、イケメン書道家の“最後の作品”を手がかりに、筆跡鑑定から殺人事件の謎を暴いていく。

[第4話あらすじ]書道家の義本青流(合田雅吏)が撲殺されているのが自宅で見つかった。義本は現代アートのような書のスタイルで知られ、ハリウッド映画の題字を手がけるなど活躍、イケメン書道家としても人気を博していた。マリコ(沢口)たち科捜研のメンバーが現場に駆けつけたところ、凶器は室内にあった壺であることが確定。また、被害者が着用していた和服の胸に微量のファンデーションが付着していたことも判明した。さらに、遺体のそばに、いびつに割れた墨のかけらがいくつも落ちているのを発見。そして、室内から家畜用の飼料と思われる微物も採取された。第一発見者は、義本の作品を管理しているギャラリー経営者・城島美野里(大島蓉子)。死体発見の前日、新作の書が完成したから取りに来るようにと義本から電話があり、作品を撮影した画像もメールで送られてきたという。しかし、書斎にあるはずの新作は、跡形もなく消えており、義本の最後の作品を、犯人が持ち去ったのだろうかという疑問が残った。

PICK UP